So-net無料ブログ作成
検索選択

テニス四大大会くらいは地上波でやってほしい [た行]

小生、スポーツに詳しくないのだが、テニスとフィギュアスケートだけ、けっこう真剣に観戦します。
無論、テレビの前で。チャンスがあったら見に行きたいと思いつつも、まあテレビで。
中学頃からウィンブルドンだけは深夜ひっそり熱心に見ていたので、随分ながいことテニスに興味があるはずなのだが(あくまで見ることにのみおいてである)いまだにルールがところどころわからないってのはどういうこった。
このゲーム、キープ、とか、ブレイクポイント、とか解説が言わない限り、自分でカウントできない。
タイブレイク制採用とか、なんだっけかしら。

当時は女子テニスはグラフが大好きだった。
グラフのテニスは職人風というか、規律ある軍人風というか、克己、鍛錬なストイックな美しさがあって、しかし華麗。隙がなく見事。オスカル・フランソワ・ド・ジャルジュみたいな感じがしてかっこよかった。

男子テニスはリチャード・クライチェクが好きだった。
表情一つ変えないで、眩しげに顔をしかめつつ、何事にも怯まずにビッグサーブでエースを取り続けるところが。

今、全豪テニスまっさかり。
現在応援しているのは、ラファエル・ナダル(スペイン)と、アンディ・ロディック(アメリカ)。
ロディックは先日、フェデラーと対戦して準決勝で破れちまいましたが。
ロディックは、2003全米で優勝する前年あたりか、大会のトーナメント中に、いい線まで来ていたところで試合中にケガをして、棄権する羽目になった。
その当時まだまだ青二才で、悔し涙を流して怒りまくっていたのが印象的で、
若いんだから戻ってこられる、と説き伏せられて棄権して、ちゃんと戻ってきて優勝したとき感動したのでした。

ロディックの見所といえば、弾丸サーブと、トロフィーをもらうときのスピーチのうまさ。
できるアメリカン特有というか、洒落た機転のきいた物言いにクラクラさせられる。
スポーツ選手のインタビューってわりとアホっぽいことが多いですが、この人は嫌味なくらいスマートで気さく、ピリっとジョークをきかせたスピーチをかまします。
で、この人の弾丸サーブが、いかに弾丸なみかというと。



ロディックが、審判のジャッジに抗議。
だけど相手にされず、露骨にイラッとします。
次のサーブ「さーてロディック、プレッシャーがかかります」
実況中継がはいり、ここでロディックの本領発揮なのです。
弾丸サーブが敵陣のクレイコートに、めり込みます。
本当に、めり込むのですよ。前代未聞。
ボールが消え、ロディックはますますイラッとして、なにが起きたんだ、と歩み寄ると。
自分の打ったボールがコートにめりこんでいるのだ。

この映像はのちにスポーツドリンクのCMにさえなったのだが、
そのせいで、むしろ、CGに決まってるだろーがとか言い出す輩が出てくるくらいだったのでした。

さて、ナダル。決勝進出で、フェデラーと対戦です。2008年はセミファイナリスト止まりだったので、期待が高まります。
ナダルは昨年ウィンブルドンで優勝するその前の年、フェデラーとやって準優勝だった時から応援しつつあるのだが、初めて見たとき、とにかくなんでも打つのでびっくりした。

ふつう絶対に取りにいかないボールを取りにいく。駄目でも取りに行く。あきらめない。
体力を消耗するので、ふつうボールは選んで追うのに、この人は最後まで追うのです。
へばっちゃうよ、と思うんだけど、負けません。で、追いついて返して場合によっては点さえ取る。
ふつうならば取られている敵のスーパーショットを逆襲です。
体格も、戦いかたも、グラディエーターみたいなテニスなのです。
このひと本当にテニス選手なのか?
悪魔かマフィアに恋人でも人質にとられていて、セットポイント幾つで取らないと殺すよ、とか言われてるんじゃないかと思えるくらい、鬼神の集中力のパワーが怖いくらい。

で、戦闘態勢にあるときのおっそろしさと、コートの外での素朴で、はにかんだ好青年ぶりとのギャップがすごすぎです。
んでもって、スペイン語なまりの英語がひどすぎです(笑)
それが妙に生真面目な感じに見えるのです。

彼の腕の筋肉を見たいというファンが男女ともに多いらしく、今期からNIKEの提供するテニスウェアが袖つきになったのが、一部で不評の様子。それまでナダルといえば、ノースリーブでした。
CNNで放送されたインタビューにおいて、そんなところをつつかれてました。

対戦相手についてナダルは生真面目にインタビューに答えるわけです。この人はいつも、敵プレーヤーを的確に称えます。とにかくすごい人なんだ、あんなところや、こんなところが。だけど僕はやるよ、一緒に戦えて光栄だ、というのです。そんなときにあるインタビュアーが質問をぶつけます。



え? は? なんだって? 
ナダルは一瞬何を言われたのか分からない。
インタビュアーは、新しいテニスウェアについて言ったのだよ。
「なに? ファンが今期のやつ嫌いだって? なにがさ」
困惑しまくるナダル。なにか意地悪を言われたと思ったらしい。

袖つきでプレイに邪魔ではないかと心配するファンが多いんですよ。正直、あなたの二の腕が見えないのが残念だという人たちがね、とかなんとか言われ、急激に照れてはにかむナダル。おお、それはSORRY!と笑って、今期のウェアは悪くない、気に入っている。ある人は袖つきが好きだし、ある人は袖なしがいいみたいだしと、
「僕にとって大事なのは服でなくてテニスボールで、いいプレーをすることだから」
しかめツラでまじめに答えつつ、はにかみ笑いを零すのが微笑ましい。
私が出先でCNNニュースを見たとき、この袖のインタビューが特にフィーチャリングされて報じられていました。
ナダルの二の腕に世界中のどれほどが注目しているのか、CNNったら。

だけどCNNがナダルの袖についてニュースにするくらいなんです。
せめて日本の地上波で、準決勝~決勝くらい大々的に流してほしいとおもいます。 


トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。