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あ? さとう君? 俺。 [あ行]

こないだは、どーもね。
あ゛ーちょっと聞きたいことあってさー、電話くんないかな。じゃ。

ってな具合で、いかにもグロッギーで感じわるーいヤカラから携帯に留守電が入っていたのが、
ぽつ、ぽつと一週間に一回くらいずつ。今週で計三回目。

間違い電話なのね、この番号。
佐藤君じゃないよ、わたしですよ。

と、思いながら放置……していたんだけど……これって新手のワン切りだね? 

私は携帯電話を、ポータブル公衆電話&留守電、という使い方しかしない。
あーら今日も充電切れてたよ。10日に一回だとやっぱり無理があるかね。
ってな具合なのだがそこに態度悪い不愉快なだるだる声で、昨日は朝に留守電が残っていたのである。
「あ、佐藤君? あのさー何度もかけてるんだけど、聞きたいことあるんだわ、0・・・・・・・・・・にかけてきてくんない? じゃーー」
朝に似つかわしくない、徹夜明け二日酔いみたいな、例の声だ。

携帯電話にいちいち番号述べるかね。留守電とともに着信履歴が自動的に残るのに?
どうしてもかけ直させたいんだね? ついに業を煮やしたね?
そもそもだ、オレオレ詐欺的に、おれ、と言って三度とも名乗らないけど、どうなの。
おまけに佐藤君、って。べたすぎるよ。間違い電話がかかってきても不審でなさそうな、メジャーな苗字すぎるだろう。

「このまま何度もかかってきたら鬱陶しいし。着信番号にかけなおして、ちがいますって教えよう」
と、うっかり親切心を起こさせる手口なのでは。
で、ワン切りと同じ、着信番号にかけたら最後、変なのにつながって妙な請求、来ちゃったり。

最近はみんなワン切りになんか、かけ直さなくなってきていると思うし、だからずらっと並んだ番号リストを、機械でなく人間がかけるんでは。相手が出たら無言で切って、出なければマニュアルどおりに留守電に吹き込んでいく。携帯ってけっこう出られないもんで、必ず留守電設定になってるし。一回目はこの文言。二回目はこの文言。って決まっていて、正のしるしをつけてカウントしていくんでは。

なにしろ声とはいえ、柄の悪いこと、この上ない。
佐藤君、たちのわるい先輩から変な連絡がつかなくて良かったね。どうせ面倒をおしつけられるだけよ。それをわかってて佐藤君、さてはデタラメな番号教えちゃった? 

って感じだ。

たとえばそれがよ、大川ロイ・マスタング大佐みたいな、陽気で威圧感のある声で、「佐藤君か。先日はいろいろ助かった。確認したいことがある。至急、折り返してくれないか」とか言おうものなら、佐藤君、切れ者の上司が、なにか留守電に吹き込めないような機密の用件があるっぽいから、直ちに連絡とらないとまずいよ。……ちょっともう、大佐ったらこの番号ちがうから、連絡してさしあげないと、みたいな律儀な気分にさせられる。

あるいは、緑川光ふうな美声が紳士的に一途な感じで「佐藤君。たずねたいことがある。かけなおしてきてほしい」と言うのであれば、ちょっと佐藤、あなた告られるわよ。困っちゃうな、佐藤君は無視してるとか、つれないとかじゃないんです、番号ちがいですよ、よく確かめてください、って教えてあげたくなっちゃうだろうに。

ワン切り業者も、そのくらい声の演出を整えないと。

でも売れない無名の声優さんが、声の仕事にスカウトされたと思ったらワン切り業者だったりしたら哀しい。電話声だけで相手を落とせる技術の持ち主であったなら、その人は声の芸を極めていくべきです。ええ、そうです。
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