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総督はチョウチョ:Viceroy [さ行]

今回、コードギアスR2を19話まで見直していて、実は初めて知ったのだけれど、
総督ってViceroyって言うんですね。
ナナリー総督→Viceroy Nunnallyというわけです。

Viceroy, 意味が二つあるようです。

1、《昆虫》カバイロイチモンジ(チョウ)、バイスロイ
  北米に広く分布するタテハチョウ科イチモンジ属のチョウ。
2、副王{ふくおう}、総督{そうとく}
  植民地などの統治者の代理を務める者
(引用元:http://eow.alc.co.jp/Viceroy/UTF-8/?ref=sa)

へーえ。チョウチョなんだ。
バイスロイってこんなの。
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Viceroy_Butterfly.jpg
オレンジ色に黒たてじまのチョウチョ。たしかにアメリカで見かけた。

……ん?

コードギアスR2のナナリーは、いつもチョウチョの大きいチョーカーをしている。
かなり可愛いんだが、大きなチョーカーで、たぶん七宝とか宝石とかで出来ている。
うたた寝でもしたら、首が「うっッ」てなるんじゃないか、と思える主張してるアクセです。
ナナリーのドレス姿とマッチして、ナナリーのイメージに合っているので、違和感はない。
女の子って、蝶のモチーフ、ふつうに好きだし。
これって、英語でだけの、たまたま偶然だろうねえ。

……そうなのかな。

思い起こすに、コードギアス一期のとき、ナナリーはチョウチョのチョーカーをしていないんです。
一期のとき、ナナリーは総督じゃないのです。
だからアッシュフォード学園の中等部の制服だったり、部屋着だったり、回想シーン……
いずれもチョウチョのチョーカーをしてたことはない。
特にチョウチョのモチーフが好きな気配もみえない。

R2でも、総督に任命されて総督の座にいるときだけ、蝶のチョーカーをしているのだ。

これはたぶん偶然じゃないや。
芸が細かいじゃありませんか。
しかも、別に視聴者に気付いてもらっても、もらわなくてもいいんです、
こだわりです、好きでやってますから、物語に直接関係ないし、でもええ、そうなんですよ。
という意気込みが、心にくい。

ルルーシュが、心ならずもロロにあげてしまったロケットも。
ナナリーにあげるつもりだった誕生日プレゼントですよ。
ロケットって……ルルーシュ、自分の写真でも入れてもらいたかったのか。
ナナリーは目が見えないんだぞ。押し付けがましいプレゼントじゃないか。
ロロが、ロケットを手放したがらないんだったら、いっそもうロロにくれてやればいい。
……それでは腹の虫がおさまらないか。そりゃそうか、無理もない。

と、受け流していたわけなんですが。

ルルーシュがロロに対して激昂し、
これはナナリーにあげるつもりだったんだよ、この偽者め、
と、やらかした直後、ルルーシュは味方総勢の裏切りにあい、殺されかけます。
そのときロロが身を呈して、ルルーシュを救い出すわけだけど、
やめるんだロロ、どうして俺なんかを助けるんだ、俺はお前のことを利用して、
って言いかけるルルーシュに、うるさい、といわんばかりロロはギアスをかけまくり、息も絶えだえ、
そのときゼイゼイしてるロロのポケットから携帯がすっこぬけます。その拍子にロケットが開いて、
オルゴールが流れ出す。ロロの努力をむなしく儚く盛りたてる演出のバックミュージック。

どうやって切り抜けるんだこの場面、ぬあああああ、
と思って見ていたので最初はまったく気に留めなかったんだけど。
このロケット、オルゴールだったのか、蓋があくと、可愛い、優しい曲なんだ。
と、明らかになるわけです。

そうかルルーシュ、このロケット、本当にナナリーにあげたくて、ナナリーを思って用意したんだなあ(目の見えないナナリーが喜ぶものを)。
と、はじめてわかるのです。
だがそんなナイーヴな思い入れをさらう暇もないほど、ざくざく話が進みます。

ひとつひとつの小道具の設定が丁寧で緻密で、もったいぶらず使われる。
芸の細かさというより、作り手たちがコードギアスを好きで好きで、作りこんだんだ。
そう、いちいち想像できるのです。
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