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第2回アガサ・クリスティー賞 [ニュース]

受賞しました。
『カンパニュラの銀翼』
詳細は追ってのちほど♪
いつもこのブログを読んでくださっている皆様にとり急ぎ速報をば御報告を!


=====☆=====☆=====☆=====☆=====☆=====☆=====☆
(2012/7/21 16:55追記)
当該賞は公募の賞で、応募資格は不問(新人でなくともよい)。
――この賞にかけてみよう!
と思い立つほど、いわば私は追い詰められた状況にあったってことです。
私が新人賞を受賞した日本SF新人賞作家の受け皿となるSF Japanが廃刊になって、
正直、活動の受け皿となってくれる場所がない。
作家としてのキャリアを築く前に、まだわたしが駆け出しのうちに廃刊になっちゃったので、
私としては実績を残してない。

で、書き上げた種々多様、数々の原稿を、私なりにほうぼうの出版社に持ち込みました。
「面白いけど読者を選ぶし、あなたは名前が売れてない、知名度が低いから出せない。今の出版業界の実情をおわかりですね?」
と断られます。この手の回答をくださるのは、とても心ある編集さんです。
まともに読んでもらえない場合が多いです。

「でも、本を出してもらわなければ名前が売れるもないですよ? 良い話を書いても出版されないなら作家はどうすればいいんですか?」
と尋ねるんですが、まあそこは自分で考えてよね、と。
人によっては、
「いやあ、中里さんには個人的には生き残ってほしいとは思ってるけどねーえ」
(これは修辞法で、生き残ってほしいとは思ってるけど、現実には生き残れないと、暗にハッキリ告げられているわけだ。)

八方塞がり。

新たに一から出直すくらいのつもりで応募して再度受賞するしか術がないんだと思い知らされた。
受賞すれば、受賞作はたいてい本になる。遠回りだけど、一番確実だ。
(作家というのは話を作って書き上げたら本を出版したいものなんです。)

私は、日本を舞台にした時代がかった話も大好きですが、
がっつり洋物の話も好きです。
――早川書房! アガサ・クリスティー賞! 
応募するならこれだと。

日本SF新人賞のときは、選考結果が出る一週間くらい前に、電話で予告が来ました。
「最終選考に残っています。選考結果は12月○日の午後6時くらいに出るでしょう。
そのとき、万一に備えて電話に出られるようにしておいてください」
と、事前通知をもらいました。

今回のアガサ・クリスティー賞に関しては、なーんの事前連絡もなかったので、
(これは・・・・・・もしかしてもう可能性ないってことなんだろうか・・・・・いやいや・・・・・・)
と、前日くらいからソワソワ・・・・・・微妙に挙動不審。

当日は午後6時前にいきなり電話がかかってきました。

いや、もうなんていうかね、思春期の「告った相手から電話がかかってきたよ! 返事くださいっていっといたからだよ、いやーどうしようどっちなの!」

みたいなノリ?
肝が据わってクールを装っているつもりでも、もう全然あっぱらぴーで、
うはーありがとうございますーーーひゃぁー
と、デレまくったリアクションをしていた気がします。

今回受賞できて、八方ふさがりの壁だと思っていた間口がようやく開いた、という気分。
本になるのが、とにかく嬉しいです。
・・・・・このブログを読んでくださる方は私を地道に応援してくださっていた方が多いと思う。
次回作を楽しみにしてくださるかたが、心の支えでした。
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