So-net無料ブログ作成
検索選択

煙弾アドレナリン [あ行]

なんだかんだいっていつの間に……『進撃の巨人』の漫画を10巻まで読み切ってしまい、

ナナバさんっ……!! ……なんてこと……ッ!

となったあげく今月出る11巻をまだかまだかなと待機中です。

いっぽうアニメのほうは、第16話までにいろいろ思うところがあり。

……ジャンが、骨のかけらを拾い上げながら、調査兵団に入る決心をする場面は、漫画では泣きそうになるくらい良かった、アニメではマルコの死体発見から火葬シーンまでの一連の流れが分断されて描かれたので、感動も分散された……。進撃アニメは原作者の意見も真摯に反映されているみたいで、それゆえに面白さがブレないけど、こういう……エピソードを変更するわけじゃないけどアニメの尺の使いかた云々に関しては、漫画家さんはあんまり積極的に口を挟めないのかなあ……とか残念がってみたりする。

……それから各所で言及されているけど、なんで調査兵団の死亡率が、原作と比べて下がってたんだろう? 
原作の調査兵団および、新兵初陣の死亡率の高さって、
巨人をろくに見たこともない今までの調査兵団志願兵なら無理もないし、妥当なんじゃ……。

今回の104期の入団志望者は訓練兵トップクラスの新兵。
巨人の襲撃にも生きのびてきてるんだから、原作どおり、非常に高いリスクを提示されてなお入団の覚悟をするほうがいいなあ。アニメ版の死亡率では彼らの決心が、ちょっぴり安物に見えやしまいか……。

というか私が訓練兵ならば、原作どおり『調査兵団4年間に9割以上死亡・新兵初陣5割死亡』と言われたら、ぜったい自分死ぬよ……と、震え上がって降参するか覚悟する。

アニメ版の『4年で6割・新兵初陣3割』の死亡率だったら、
私はやれる、あの襲撃を生き延びた私なら絶対生き残れるよ! やってやるさ、くわッ! と燃えはしても、死を覚悟して怯えながらも入団とはならないなあ。

ひょっとして、きたる第57回壁外調査の異常事態発生による危険度の高さをかんがみるに、もともと死亡率が高い設定だと『常軌を逸した事態』が際立たないとして、変更したのか。

……オルオが厩(うまや)の傍で、おそらく兵長待ちしながら、エレンと話すシーン。漫画ではオルオがコーヒーをすすってはいなかったのだが、アニメでは厩の超そばで! コーヒーを飲むか? あそこしか場所がないならまだしも……。馬糞とかのにおいが超芬々とするであろう場所で、いくらオルオであっても、コーヒーを口にしないんじゃないのか……? 

……ハンジさんの描写は回を増すごとに原作と乖離していく。原作のハンジさんの良さがアニメに反映されてなくて悲しい……

原作を先に読んじゃうと、やはり素直にアニメを楽しめなくなってきて、賢明じゃなかったかなー。
と感じるに至っていたのだった。
が! 今回第17話、ついに第57回壁外調査開始で、そういうの全部ふっとびましたね。

熱いね! 息をつけずに30分があっつう間、濃密かつスリリングな展開の再来!
危険度によって色を変える信煙弾の醍醐味が、白黒漫画だといまいちわからないわけだけど。
アニメOPで緑の煙弾が空を渡るシーンを見たときから、期待しまくっていた。
その予想をはるかに上回る、恐るべし壁外調査。半端ないです。
ちょいちょい足してある描写が素晴らしいわー。

『進撃~』は例の能力持ちのキャラクターの人間性と、巨人発動もダイナミックで劇的でむろん面白い。くわえてあくまで普通にカテゴライズされる(実際のところまれにみる逸材&切れ者の)新兵からベテランまでが、ものすごく果断に富んでいる。
主役株から脇役、モブまで、しかし分け隔てなく殺られるときは呆気なく無残にやられるんだから。
回を重ねていっても油断ならなく、息もつけません……。

来週からは正座で待機です。