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吉祥寺バウスシアター [か行]

閉まっちゃったんですね。
終わっちゃったんですね。6月10に。
知らなかった……。

ミニシアター系の貴重な映画館で、
あまり近隣で放映しないマニアックな映画や、
名画座的なロードショーとか、
いまどき珍しいオールナイトとかもやっていたりと、
ヴァラエティに富んで、
吉祥寺のサンロードの中にあって、良い映画館でした。

かといい単館系のみに固執してもいなくて、
スクリーンも複数あり、
ブロックバスター的なポピュラー作品も多数放映してきて、
ある友人と並んで整理券をもらって、ハリポタⅣ『炎のゴブレット』を見たのはここだったし、
またある友人と整理券順に入場して、ヱヴァの序・破・Qを見たのもバウスだったよ……。

かつまた、本気で映画好きが集う映画館といいますか、
ふらっと一人で立ち寄って見るのに、かなり居心地の良い映画館でした。
観客の大半が、ふらっと一人で見に来てるので。
一人で、クリント・イーストウッド監督作の『ミスティック・リバー』を見たのもここだったし、
一人でケン・ローチ監督作の『麦の穂をゆらす風』を見たのもここです。

『麦の穂をゆらす風』は映画自体も良かったけど、
この映画館で見たからよけいに沁みたんじゃないかっていうくらい、
客層が良かったのが、印象に残っています。
映画大好きなんだ、って感じの人たちが男女問わず一人で来て、
めいめい一人で座って、一人で去っていく感じ。

そういうところが、アメリカの映画館みたいで、わたしも好んで行ってました。
(もちろんアメリカ人だって、連れだって映画を見に行くんですが、
アメリカの映画館のほうが一人で見ていても、概して居心地が悪くありません。
あと映画館は夜でもまず安全。映画にのみ興味をもって映画館に来るひとばっかりだから。)

ずっとこの映画館の中に暮らしていたいかんじのひとときを提供してくれる、
映画をまっすぐ見るためだけにやってきて、映画見て、違う世界に入りこんで、
黙って帰っていける映画館でした。



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