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往路→ラルカジノ:L'ArCASINO@大阪夢洲野外LIVE 2015 9/22 [あ行]

行ってきましたラルカジノ!
私が行ったのは最終日の9/22火曜(9/21が初日)。
いやぁ、今回は会場にたどり着くまでが、正直なところ過酷でした。

そもそもラルクがライヴやるよとフレが出たときに、
まず大阪のホテルと、大阪までの交通手段を手配できるか、予約できるかが第一関門。ラルクのライヴチケット自体の先行販売よりも、数か月前にである。
会場は制限退場なので、場合によってはライヴ終了から3時間かかりますと。
その場合、どう考えても東京に帰ってこられない。いろいろ目算をたててはみたが、泊り以外に方法がない。

シルバーウィークのど真ん中、しかも夢洲。どこです、そこは、なんて読むの?
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに近い埋め立て地・ゆめしまで、
なぜよりにもよって激混みするシーズン、
かような場所でやるんでしょうかねと不平タラタラ思ったのは内緒(もう時効よね)。

いや、もちろんガチでいうなら、
ソロでそれぞれ今まさにガンガン活動しまくっているラルクメンバー全員のスケジュールが合うのがこの時期だったんだろうとか、
暑すぎて急病人続出するような時期を避け、寒すぎで急病人続出するような時期も避け、
野外でライヴやれる季節というのが日本ではものすごく限られているとか、
公共交通手段がある程度確保できるアクセスの場所を、
しかも虫やら蛇やらの被害が心配なあまりライブに集中できない……とかいう危険の少ない場所で(それでもでっかい熊蜂が一匹飛んできた一瞬、自分を含め周辺がピリピリと不穏になりました)、
避雷針を立て、大雨程度ならば決行なんで、そのとき大雨が降っても全員が安全に帰宅できる交通手段を確保できる、
一度に5万人を集客でき、そのための設備を用意できる、
ラルクのメンバーがライヴを気持ちよくできる場所。

そんなこんなを考慮に入れたうえで、
人類未踏ならぬバンド未踏的なことをやってのけるのが好きなラルクがパフォーマンスするとなると、
時と場所が実に限られるのだろうとか、そんなことは、承知のうえでだ。 

アリーナとかも屋外ですが、
今回の夢洲のような完全野外、私は参戦したことがない。
ラルクが野外ライヴしていた昔のDVDを見るたび、
いいなぁ……あの時のあの場所に行けた人たちマジ、僥倖だなぁ……。
野外ライヴは絵になるし、いっそう羨ましさを煽る。
そう、かねがね痛感していたからこそ、行こうと心は決まっていたが、ハードルも高かった。

ラルカジノ特設ホームページを確認するにつけても、
これは体力に自信がなく、野外が苦手な人は不向きなので遠慮すべしと、
直接的表現はないが、再三にわたって示されているわけで、
……はたして私が野外を得意としていたときが一度としてあっただろうか。

チケットを無事に発券してから、ふと真面目に真剣に具体的に気にかかりだす。
事前に脳内でいろいろ想定してみたつもりではあるが。大丈夫なのか。

高校時分ですでに茶道部でごまかしようもなくインドア派でしたし、
中学の時の部活はバドミントン部だったりで、
スポーツやってもあくまでインドア。
野外なんてちょっとした恐怖です。(なによりもトイレ環境が一番に恐怖。)

アメリカに留学して、野外の良さを少しは理解しましたが
(……欧米人は何かっていうとすぐ外で楽しみたがるので)
少なくともカリフォルニアとか、あるいはカナダの西側などは、
湿度温度、もろもろ込みの天候の環境が、日本と比べて段違いでいつでも良いんです。

体調管理、体調管理……
前日なんて緊張と不安のあまりに食事もまともにのどを通らないレベル。横になっても、眠れない。
ぶっちゃけ数年前の自分の授賞式の前日のほうが、よほど心穏やかにスヤスヤ眠れていたぞ。
いつだってライヴ前日はワクワクして、眠り浅いよの、浮かれポンチ病なのですが、
そんなご機嫌なふらふらとは異なり、今回は心配すぎて眠れない。
案の定、当日の体調はすぐれないのであった。

そもそも大阪を良く知らなかった。
修学旅行で駅に降りたことがあったかな、通過しただけだっけなという程度で、ほぼ初めて。
ラルクの夢洲会場へのシャトル発着場所コスモスクエア駅も、コスモ・スクエアと気づくまで、
コスモス・クエア……クエアってなんだろ……何語だろう……ってくらい分かってない。
私には、なまじな海外よりも、よほど不安感をあおる都市なのだった。

おまけに夢洲、てんで良くわからない。
埋め立て地で、なーんにもない、住んでる人とか誰一人としていないわけで、
その手のまったく想像もつかない僻地に向かうのが、はっきりいって嫌であり、
ラルクがライヴやるのでなければ行きたくもないのです。

ライヴ一日目に参戦した人たちが、ツイッター等で当日の様子をあれこれアップしていて、
この生情報が、ものすごく役立ちました。
9/21の夜にこの情報に触れ、これで具体的に対策を立てられた。

――つまりトイレは案の定過酷で、建設現場などに置いてあるボックス型のが並んでいる状態。どこもかしこも万博も顔負けの長蛇の列であることとか(……そりゃそうだよ、トイレ完備のアリーナですら行列だもの)、雨でないのは幸い、ライヴ日和の好天、そのぶん砂利と砂がものすごい埃っぽいからマスクがあると良いとか、靴もそのつもりで行けとか、シャトルバス発着場所近辺にはコンビニも自販機もすぐ見当たらない(……あったとしても、万人単位分あるわけない)飲み物は各自、持参していかないとピンチであるとか、日中暑いから帽子は必須とか、日が暮れると寒いから上着持参必須とか。

わたしはポカリスエットを一本完全に凍らし、一本そのままで持ち、あとホッカイロも持参。
旅先で食べ慣れないものを、食べ慣れないタイミングで、
雑に噛み砕き、胃に流しこむと、消化不良を起こしかねない。
万一、おなか壊したり吐き気なんぞ催したら、このトイレ環境劣悪なエリアでライヴどころの騒ぎじゃない。
わたしは乗り物のうちでもバスが猛烈に苦手で酔いやすいので、
前日からやんわりと食を絶ちつつ、当日は朝6時半から絶食しました。

脱水症状を起こすと大変やばいし、尿毒症でも起こしたら洒落にならないので、
常にポカリスエットをちびちびと飲み続け(12時間で500ミリを2本あけるペースでした)、
胃カメラするよりはポカリ飲めるから余裕かな。
空腹なので、のぞみ内のエアコンが寒くてこたえる。
まさか使うまいと思ったカイロを開封して実装し、
……ライヴパフォーマンスしてくれるのはラルクであって、
わたしは無事にたどり着けさえすればよい。元気にその時間を過ごせればよいのだ、
登山したり遊泳するわけじゃなし、いっくぜ~!

新大阪に12時23分に到着。行く先々で女性トイレがものすごい行列。
通常、誰でもそうでしょうが、日常生活の行動範囲内で、どこにどういうトイレがあるか常に頭にインプットしていますよね。混雑状況とかも。それが旅行先というのはよくわからないから、とりあえずあったら行っとこう、という人も多いし、本当に長旅でピンチで我慢していた人たちもいるし、そういう人の連なる行列に出くわすたびに、待つのはたとえ15分程度であれ、ストレスがすごい。
なんせこのシルバーウィークによ!

頭のどこかでいつもトイレの心配です。

新大阪から大阪まで向かうも、通常ならば所要時間5分とかからぬ一駅の電車が、
茨城(と聞こえたけどそんなことはないか?)どこぞで発生した人身事故で30分~50分の遅れ。
それでも動いていたのでよかった。
本来5分のところを途中で停まって20分はかかった気がする。
大阪駅から出発する、ホテル・ハイアット・リージェンシーまでのシャトルバス13時に乗れなかった。

発着場所を案内所で聞き、
(事前に地図を調べて持参していたが、混雑した初めての大阪駅、方向音痴気味の私に、わかるはずもないのだった)
次に出るのが13時30。待つ。ひたすら待つ。
30分足らず、普段ならどうってことないのだが、
不慣れだし、旅の荷物を持っているし、ライヴ参戦が控えているので、
ただとにかくガード下の、ガードレールのところで突っ立って待つ。日陰でよかった。

ウェスティンやリーガロイヤルホテルのシャトルバスは頻繁に、
しかもきちんとしたのが行き来していましたが、
ハイアットはバンであり、30分に一回で、なかなかに不便。
補助席も全部使って、待ってた人員が全員かろうじて乗り込む状態。
チェックインできたのが14時過ぎ。
少し慌てました。

ここからラルカジノのライヴ会場に向かうのだが、
会場には公共の交通手段はなく、ラルカジノのシャトルバスに乗る。
その発着場所・コスモスクエアには、
14時までに着くのが推奨、と公式ツイッターが前日に発表していたのですよ。
ライブは16時から。
道中の所要時間は15分程度なのだが、なにしろ人数が多い。

部屋でライブ用に荷物を入れ替え、身支度を準備万端にして再出発。
ハイアットからコスモスクエア駅はわりと近いので、発着場所に15時前には到着。

行列を覚悟していたが、ピークを越しており、
ラルカジノ用シャトルバスがものすごく頻繁に、ものすごい台数行ったり来たりしてたので、
停滞していなかったのは気分的に、すごく救われました。

発着場所はもっぱらTシャツに長ズボンの女性スタッフが案内してくれ、
いやいやでも、ダラダラでもなく、砂埃にまみれて暑い中、女性スタッフが皆きびきびと行動しているのだった。
バスに乗り込み、シャトルバスに揺られて、夢洲特設会場へ。

この道中を行き交うのはラルクのシャトルバスだけ、渋滞等はなく、びゅんびゅん進みました。
周囲は舗装道路と、あとはひたすら荒野と海。
海と言ってもリゾート地の海ではなく、埋め立て地の海なので、もう殺伐としているといったらない。
どこまで進むのか、目算がつかない荒れ野を突き進む。
店一軒あるでなく、ラルカジノの華やかな看板が目に入っても、ときめかない。
不安が増すばかり。
バスを降ろされても、会場までけっこう歩き、会場に着いてもトイレは案の定ものすごい行列で、
心の底から絶食してきてよかったと、これほど感じたことはない。

せめてアリーナクラスでやってくれ、今後はアリーナでと強く願うのであった。

帽子にサングラス、日が照ると暑いので凍らしたポカリを首に当て、
会場は、特設遊園地と縁日状態でしたが、砂埃が煙っていて、何一つ輝かしく見えず、
15時20分くらいには会場の座席に着いてました。
開演は16時の予定ですが、いつも25分遅れで開始するのが通例なので一時間待機。

会場内、やはりいつもよりは男性陣が多かった。
女性は二の足を踏みますよね。
来ている女性陣は、常よりもかなりの割合でどこから見てもラルクのファンと一目でわかる。
前から見ただけとか、後ろから見ただけとかじゃなくて、どこから見てもわかるグッズ装備。
確かに、ここまで隔絶した場所に来ちゃったら、誰の目を気にする必要もないのだ。
わたしも泊りなんだし、昨年のライブグッズ、通販ゲットしたTシャツに着替えてくるべきであったのか……

この……砂にまみれたパイプ椅子、行列、キッチュを目指した張りぼての世界のために、
こんなところまで来てしまって……気おくれがする、
正直もう帰りたい気がするかも。
映画ダークシティの「シェルビーチ」の看板なみに、張りぼてに見えましたし、
映画バクダットカフェ並みに砂っぽくて見渡すかぎり途方もなく居場所がないし、
ハーメルンの笛吹きに誘われてゾロゾロきちゃった、大きな子供って感じで、
ほんとちょっと死にたいくらい、意気消沈。
前後左右に座っている人たちも皆、すごい無言、ぐったり、げんなりしている気配。
こんなにも周辺近隣を気にしなくて良い環境なのだから、
せめてラルクの曲やPVが、ガンガン掛かっていれば元気も出そうなものなのに。

……ラルカジノというカジノの設定なので、ルーレットとスロットの回る効果音が、
場を盛り上げるために耳障りに流れているだけで、かえって空回りして騒がしいばかり。
日が翳ってきて、涼しい海風が吹いてきてくれたのが最大の救いでしたが、
その分よけいに、この張りぼての世界に連れてこられてしまった、虚しさが募り、げっそり……。

それがだ。
ラルクのライブが終わる前には、帰りたくない……! 終わらないでほしい……!
最終日、今宵かぎりの竜宮城ラルカジノ、
永遠に続いてほしいと心の底から全身でそう切に願っていたんだから、すごいよラルク。
魔法か。
いや魔法だと後々、醒めたり色褪せたりするマジックで一時的だが、
いまだ醒める気配はない。魔力だ。

ラルク登場により、ライヴ会場がラルクという存在で一気に、スパーンと、
このうんざり気分を払拭したかというと、必ずしもその手の無条件の神っぽさでもなかった。
存在もだけど、やはりライヴの中身が良かった、そうでなきゃ来ないよこんな無理してまで。
そりゃまあラルクが出てきた時点で、即、総立ち。
わたしも7割がた晴れやかな気分に一変してましたが、
特効薬が血をめぐるみたいな効果のまわりかたをした今回のライヴ。
何段階か効き目の段階と、周期のような階層があり、
これがMAXだな、と思うとさらにぐるっとまわって次のMAXに行くぜ、
という経路をたどって、
終盤手前あたりの新曲披露で、
……これだからラルクのファンはやめられないんだ、と爽やかに強く自覚するのであった。

今まで私が行ったラルクのライヴは、
ここに魔法陣を敷いたら、すごい純度の高いでっかい賢者の石の結晶ができそう、
という会場の研ぎ澄まされた空気感が充満する感じがありました。
今回は、ゴシックや高踏的にしびれるような陶酔感とは対極。
野外のちょっと泥臭い、ロックでキッチュで原点回帰っぽいカジュアルなラルクであり、
解放感、楽しさ発散がすごい。ラルク主催の宴(えん)たけなわ・もちろん酒類ゼロで。

ほぼ飲まず食わず眠らずでフラフラのはずなのに、
いまラルクきめてる最中だから、超元気だから!
細かいことはどうでも良くなる、エネルギーがすごかったよ、野外。

……ちなみに、これはあくまで私個人の感じかたですから、ほかの人がどう思ったかは知らない(笑)

以前の自分のライヴレポまがいのブログ記事をふりかえってみたときに、
《ハイドは金のラメを織り込んでいる衣装》と記述している。
でもどうやら、あとでオフィシャルが出した写真等で確認するに、ラメは入ってないのかも……
照明のせいだったのか、その時の雰囲気で私にはキラキラまじりに映ったのか……

と、今回もそういうのは多分にあるかも。

よくライヴの感想で「号泣した」と書いているツイッター等を見かけもするが、
私が行ったライヴで、実際に号泣している人を目の当たりにしたことは一度もないんで、
あれは主に心の中の心象風景的なことを語っているのか?
(DVDとかではそんなシーンも見かけますが)。

目的がバラバラな烏合の衆ではなくて、皆一つの楽しみのために集まっているので、
一体感があるとはいえ、
やはり会場は広い。人数も多い。
場の空気感がもう誰が泣いてても全然わかんない感じなのかもしれないが。
「号泣した」という書きこみを見かけるたびに、
いつもちょっと、(え……なに、そんな感じなの)と、
引き気味になったりする、あまのじゃくな私なんですが、
なんだかんだで超絶楽しい……元気になれる、超良かった、
というのが押しなべて私のバイアスを通した今回のライヴ参戦体験です。

長くなったので、具体的な曲目等の感想は、
~つづく♪



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