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†黒ミサTOKYO†初ライヴ・ヴューイング感想 [か行]

新年、明けてますが先月のHydeの†黒ミサTOKYO†について。
まあ年明けというのは節目ですが、
時間でいうなら一箇月も経っていませんで。

Hyde黒ミサのライヴ・ヴュの感想。
客観的なレヴューではなく、100%わたしの主観です。

又、今までもそうだったが、HydeとかハイドとかhydeとかHYDEとか、
表記ゆれがあります。そこらへん、あまり厳密に意識していません。
ラルクの時はhydeで、ソロの時はHYDEとかHydeとか、暗黙のルールがあるようだが、
HYDEという本の中でハイドが、
あんまりそこらへん厳密に意識してるわけでもないっぽいことを書いていたと思う。
それにあやかり、今までもそしてこれからも、
単純に変換が一番最初に出てきたものとか、
読みやすい字面のほうとかを選んでますので、悪しからずご理解くだされ。

さて黒ミサ。
いかにも、ザ・黒ミサというゴシックテイスト満載、
沢山のキャンドルの明りが燈っている舞台上の演出で、テンションが上がる。

ドライアイスが舞台上の足もとにヒタヒタと霧のように覆ってきて、
まずは楽団が登場。
9割がた女性で、黒のドレスを着ている、すらっとした印象の面々。

ダブルカルテットを含むオーケストラの演奏をバックにHydeが歌う、
という情報で、そのとおり。

……なのだが、なんというか私は勝手に、
玉置浩二のシンフォニック・オーケストラ・コンサートのようなものを想像していたのである。
つまり国内外の老若男女問わぬ、
黒い着たきり風のオーケストラ衣装を着こんでいる以外は外見ごった煮の演奏家、
かれらとのガチのオーケストラ対Hydeの競演バトルみたいな印象をもって、
黒ミサに来ていた。
ですので、一瞬、脳内でバグ修正が入ったのは事実。
雰囲気重視寄り……なのかな?

Hyde登場で始まります。

なにぶん私、ライヴ・ヴューイングで鑑賞するのが初めてでして。
これまでは、
(ライヴ・ヴューイングの値段って、ライヴのDVD、ことによるとブルーレイも購入できる価格だし、
円盤なら何度でも見られるから、ライヴ参戦が無理だったら、DVD購入したほうが賢いよ……)
と思っていたのである。
実際に行けない立場になってみないと分からんもの。

精神衛生上、「今、このときにライヴやってるのに……あああああ~」
と思いながら数時間ストレスに苛まれて過ごすくらいなら、
近場のライヴ・ヴューイングで、生中継で大画面で鑑賞したほうが絶対健康にも良い、
という結論に至ったのだった。
近いし、気楽だし、音響も最高で、これはこれで捨てたもんじゃない、
捨てる神あれば拾う神ありだわ……という発見がありました。

今までラルクの面々がライヴ・ヴューイングに向けてコメントを送ったり、
ジェスチャーしたりするのを、
「これって、おそらくはライヴ・ヴューイングの人は嬉しいんだろう……」
若干遠巻きに見ていたのに。

Hydeがライヴ・ヴューイングについて言及すると、ほんと、嬉しいものなのね。
ライヴ・ヴューイングについて言及したのは一回だけだったと思うけど、
それを丁寧に胸中にしまって、決して忘れないからね。
たとえるなら「鍵アカから影ながら応援してる」みたいな、
不完全ながらリンクしている気分か。

ライヴ・ヴューイングだと、ライヴの時は映画館でも全員立って臨む、
と聞いたことが有った。
さすがに今回は、黒ミサ会場生参加の人たちも、
全員着席で臨む、おしゃれめコンサートなので、
立ちはしなかったが。

……拍手とか……する?

映画館の面々は、拍手なども一切しないで、静かに見ていました(むろん私も)。
おそらくだが、自分を含め、皆、やや不慣れで様子見状態だったかと。
ラルクは近年、大きなライヴのときには必ずライヴ・ヴューイングがありますが、
Hydeの黒ミサのライヴ・ヴューイングは、今回が初めてだ。

ハイドの声はダブルカルテットの弦楽器と良く合う。

弦楽器(ことに私はチェロびいき)は、
楽器の音色に、鼓膜と横隔膜とを共振させて聴く感覚があって、
大変、心地良い楽器なのだが、
ハイドの声も、ハイド特有の声音で歌うと、
鼓膜と横隔膜が共振するような特有の心地よさがあるんですよ。

かねてより、弦楽器と合いそう……と思っていたのだが、
はたして、その通りだった。

HydeのMCが合間合間に入ります。
「黒ミサというと悪魔を召喚するミサなわけですが、この黒ミサはそういうのではなくて……」
という前振りで、
え……若干わたしは拍子抜け。

もちろん悪魔を召喚するだなんて思ってませんし、されても困りますが、
これもまた勝手な私の期待だったのだが、クリスマスイヴ・イヴの23日と、
クリスマスイヴの24日に黒ミサをやるなんて、ゴシックで攻めてるなあと。

だから“前半はきっと、まがまがしい感じの曲で攻めて、だんだん盛り上がって、
おどろおどろしさが、ついには美しく昇華される展開で浄化され、お開き”
……という聖堂に入る前の、教会の強面の雰囲気と、
一転、中に入るとステンドグラスの空間でじっくり癒され、
教会を去る。
そんな体感を、曲で再現してくれるのかなあと、期待してたんですよ。
あくまでも黒ミサ的スタイル重視路線なんだな……。
了解した。

Hydeの声をメインに、弦楽器やらフルートやら。
嫌いな音や、嫌いな音楽は一つもなく、
一種の宗教曲みたいな癒し効果は確かにある……ずっと聞いてられる……。
前半はそんなでした。

木管はいましたが金管楽器はゼロですし、
オーケストラといっても、室内音楽風なアレンジ。

時々、画面で抜かれる鍵盤の上の楽譜がタブレット仕様だったのが、
やけに目についた。
チェロの弦が何を使っているのかが、個人的にはかなり気になり、
弦の先端の留め具の色に、目を凝らしてみたりもした。
(赤いのがチラ見えしたから、スピロコアかな……)

Hydeが英語で歌った曲は、私自身も大好きだったが(戦場のメリークリスマスの曲)
ややモヤッとした。
今回、けっして多くはない曲数の中で、
うち1曲に、英語の歌詞をわざわざつけてハイドが歌っただけあり、
思い入れも深いのだろうが、
なんていうか、どうせなら日本語の曲のほうがHydeの伝える力がやはり強いし、
そっちが聴きたいという欲求が……。

わたしは曲中に英語のフレーズが混じるのは、とても好きです。
英語のほうが伝わりやすいこともあるし、英語のほうが音やリズムに乗せやすい部分もある。
むろん日本語のほうが伝わりやすいところもある。

まるっと全部英語だったのが、ちょっと……。
私自身、英語でご飯食べてる部分も無きにもあらずで、
アンチ英語では全くないし、
海外向けのライヴとかならわかる。

今回ひっそりとファンの為だけに行われるコアな黒ミサ、
というテーマな感じのコンサートだったこともあり……。

Hyde、MCでVampsの活動休止について短く言及。
「それから、もっとどうにもならないバンドがあってですね(笑)」
ラルクのことだ……ラルクのことだ……ざわざわざわ……

Ken登場。
ラルクのギタリストのKenが登場。
今回、この共演を私は待っていたんだよ。

Kenが出てきたときのHydeの嬉しそうなことといったら!
Hydeにめっちゃ嬉しそうな顔をされて、
Kenがたじろぎ気味に照れて、やや、おずおず挙動不審なりかけるところが、
二人して壇上で笑いが止まらないところが、
「ああこの二人は絶対に大丈夫だ」と。

これが良い距離感なんだろうなと、しみじみ思いましたね。
ラルクはずっと続くに違いないと。ラルクは4人でラルクだけれども!

二人で壇上で絶妙な掛け合いして、二人だけでめっちゃ笑ってて、
バックのコンマス以下誰一人としてクスリともしていなく、
「笑ってるの僕たちだけですよ」と言ってるのが、
ああ、このノり、ラルクだわ、嬉しいわ……。
わたしだけでなく、会場のファンほぼ全員がそう感じていたに違いない。

実際、黒ミサコンサートのあと、
映画館のトイレの行列で、前後の女の子がずっと二人について嬉しそうに再現しあってたし、
それを耳に入れながら、大半が「皆まで言うな、わかっている、完全に同意」
という顔をしていたから。

Ken、今回はゲスト出演なので、下ネタは完全に封印でした。
外見が若干、葉加瀬太郎に似てきたのが、なんだか心配だった。

で、ハイドがラルクの曲を、
Kenのギターと、オーケストラ演奏で歌いました。8曲ほど。
やはりHydeはラルクの曲を歌っているときが一番輝く
異論は認める。
(しかし私も容易にこの主張を曲げるつもりはない。)
だってラルク曲で、とたんに舞台上が輝きましたし、華やぎましたから。

100%主観による偏見かというと、そういうつもりでもなく。
やはりHydeがつくる曲や、Hydeが選ぶ曲は、Hydeが歌いやすい曲なので、
音域が似てるんですよ。
どれも大好きな曲なのですが、
さすがにずらっとバラード系が並ぶと、メリハリが若干うせる。

ラルクの中でもKen曲は、Hydeの音域の可能性を知ったうえで、
ひょっとしたらHydeにも歌いにくい、
Hydeじゃないと、とてもじゃないけど歌えない、という高低差の緩急で出来ている。
化学反応でワン&オンリーのクオリティの高さになるんです。
(やったのはKen曲だけではなかったが、引き立て合うのよ。)

今回は『黒ミサ』
Ken曲の「花葬」を待っていたが、
……なかった。
ラルクのライヴでも、アコースティック・ヴァージョンの「花葬」がすごく良かった。
オーケストラに合うだろうなあ。
ラルクの代表曲でもあるから、封印していたんだろうか。

最近のラルクのKen曲で、ダークなナンバー「Everlasting」
陶酔感をもたらす曲調なので、『黒ミサ』にもぴったりだろうと超期待していたのだが、
こちらも演奏はなかった。

選曲は黒ミサというよりも、
クリスマスシーズンにちなんだ雪の曲、冬の曲がメインであった。
(前半にやったGlobeのDepartureも御存知、雪と冬の歌詞。)

Hydeは雪が大好きで、
いっぽうKenは雪とか、うわ、じゃまくさ系だし、
そのことは今回、MCでも語ってました。

「叙情詩」を歌ってくれたのは、私にはとても嬉しかった。
「MY HEART DRAWS A DREAM」では、
左隣に座っていた見知らぬお姉さんが静かに泣いておられた。
「Forbidden Lover」は『黒ミサ』に然(しか)り、という相応しさで、良かったです。

個人的に欲を言えば「My Dear」とか「Sell My Soul」とか、
黒ミサのテーマにも合うし、
今回のようなクラシックな楽器に合う、じっくり聴きいりたいバラードなので、
聴けたらよかったな。
ソロ曲なら「Shining Over You」*を……。
出だしが弦楽器だし、最高だと思うんですよ。

ライヴ・ヴューイングも捨てたもんじゃないと感じていた私ですが、
Kenが出てきて、ラルクの定番曲を立て続けに披露したときには、
ああ、なんで私は会場にいないんだろう……
不完全燃焼感が募りました。

普段はマイクスタンドをぶんぶん振り回しているから、
マイクのコードの扱いに不慣れなハイドさん、
終わりに、
「ああ、もうちょっとやればよかったな……(余力がある、皆もついていける顔してる)」
と、こぼしていたのが印象的でした。

=====*Youtubeで発見。
08 Shining Over You [Album:666] HYDE
https://youtu.be/XzZ6XwjK3_4

この曲はラルクじゃないソロのHydeであっても桁違いに好きだ。
この曲の終わりはForbidden Loverの出だしに似てるので、
この曲からForbidden Loverに繋がっていったら、最高に素敵だと。
Shining Over YouはHydeのソロ曲だから、ラルクのライヴで演奏はしないので、
黒ミサだからできる構成でやってくれたら、さぞかし盛り上がろう(なにより私が)。



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