So-net無料ブログ作成

ラニバ25thドーム覚書 [ら行]

今期の進撃アニメは演出が少々ねちっこくて、
もっとザクザクごりごり進めてくれていいのに、悪趣味な粘着力が加味されていませんか、
という違和感はよぎれども、作画が暴力的なまでに圧倒的に力が入っていて凄いので、
細かいことはつべこべ言わずに黙って見ようという気にさせられます。

――さてラルクライヴ、ラニバ当日から一箇月以上が経って今更、更新してもね、
という感じではあるのだが、
色々、気持ちを整理して、あんな感動やこんな感慨深さやらを自分の中でまとめてから書こうっと、
と思っている間に気が付けば一箇月よ。

しかも全然まとまってないし。未だに過去にならないし。
もう多分、気が向いたときに、
別件の記事をupするついでっぽく、ひっそりとupしようと思っている。
その分のスペースをここで確保しておこうかと。

源氏物語の「雲隠」の章って、ひょっとしたら、後で書くつもりだけど気合いを入れて書く場所だから、
その分は真っ白で寝かしておくよ、
とタイトルだけ決めて放置しておいた部分が、
なんだかんだで現存の「雲隠」の章という、本文は無い状態で残ってしまったのではないか。
ふと思います。

とりあえず一点、
ライヴ前半、じゃあウェーヴやっときますか的なハイドの客いじりが入り、
(なにそれいやだ、ウェーヴとか……見てる分にはいいけど、やるのはいやだよ……)
と、やりすごしていた私が、
ライヴ後半のウェーヴ、ラルクの曲がいっぱい体に入った状態になってみると、
ウェーい! いえーい! 
ノリノリでやっておりましたことを、ここにメモっておきます。

今回、寒かったし体調にやや不安感があったので、
屋根がある東京ドームの公演だったのは大変、有難かったし、切実に身にしみて助かった。
反面、
終盤に日が落ちて暗くなった夜空の下、数万人のLEDのリストバンドが明滅するあの陶酔感は、
やはりアリーナクラスの屋外でないと……というのは感じた。欲張りなものです。
ドームの中でLEDのリストバンドが光っていても、ドームの会場ってば作られた暗がりなので、
けっこう会場自体が明るい。
リストバンドの明りが映えない。
これならサイリウムと大差ないじゃん……という惜しい感じが。

ラルクだからドームでも恐れずに火柱をがんがん打ち上げるのは楽しいのだが。

会場全体に冷たい夜空が垂れこめてきて、
その共通の夜空を、ぶっとい火柱が照らし出し、火の粉を散らしてひっかきまわすという昂揚感は、
夜空が見えないドームだと半減する部分は無きにしも非ずだった……。
ものすごい火柱で、ドーム全体に煙が充満し
屋外じゃないので、立ちこめた煙が滞留して、ステージが今一つ良く見えなくなるのも……。

ステージ上は爆風と尋常でない熱気と煙で、発声はおろか息することもままならぬだろうに、
ハイド、一瞬、脊髄反射で顔が引きつった気がするが、
それを強いてガンガン声を張って、
もうほとんど息を吸ってないんじゃないかという勢いで歌いつづけるところを見ると、
本当にすごいなあ……と、しみじみほれぼれする場面でもあったんで、相殺ですが。

演出上や構成上の「うーん……?」と引っかかる部分は今回、ちょくちょくあって、
それもこれもForbidden Loverが、
演出込みで、一カ月以上が経った今でも筆舌に尽くしがたく、良すぎたからかもしれない。
暗い海が波立つ背景と、
磔にされて火炙りになるがごとき赤い炎のライトアップに包まれるハイドの歌いっぷり、
カリスマティックで頽廃的な美しさが充満して、
ゴシックムードが幾層にも打ち寄せて炸裂していた、その余韻がすごすぎた。

それ以外は、
ここ数年の、洗練された感性を研ぎ澄ましまくってる感じのラルクではなくて、
25年という歳月を経て成長してきた、ラルクの自然体な部分を全面に出して見せてくれたライヴ、
という印象が強かった。
特にハイドのメイクや衣装等に(まあ当然、凝るところは凝るけれど)、
造りこみ過ぎないで、積み重ねたかっこよさで勝負というのが如実に現れていた気がします。

以下、個人的に特筆しておきたい部分を、気が向いたときにのちほど――。


共通テーマ:音楽

ラルク25thラニバ@東京ドーム4/9(続) [ら行]

私の考えるラルクライヴにおける最強のセットリスト、
みたいな俺得セトリを考えているうちに、気付けばけっこう時間が経っていてびっくりするよ。
好きな曲を選んで23曲くらいに絞るのはわりとできる。
演奏してほしい順番が難しい。季節や場所にも大いによりますね。

さてラルクライヴ、ラニバ25th@東京ドーム、
ライヴレポにしては中立性やら客観性やらを欠いてるかもしれないし、
記憶違いもあるかもしれない。
メモを取ってもないし、もちろん録音機器等は持ち込み不可な筈だから、
これはあくまで私個人のライヴの感想ということで!

ラルクメンバーがめいめい、定位置でライトアップされ、
アラビアンナイト風の、白いひらひらエキゾチック衣装をまとったハイドが中央奥から登場です。
中央の幅の広い階段がライトアップされていて(というか階段自体が発光していた)、
その白い光の階段から降りてくる。
ちょっと宝塚歌劇団的?(宝塚をよく知らないので、違ったらごめんなのだが)
王道直球ど真ん中な登場です。

ハイド、颯爽と駆け下りてくる!……のではなく、
砂漠の王族的な衣装の裾をやや気遣い気味に、
一段一段、光の階段を踏みしめて降りてくるさまが、
楚々としておりましたね!

イントロがいきなり『虹』
歌いだしから、野太いまでに張りのある深めで突き抜ける、すっごい良い発声で、
おおおハイド。
「時は奏で~て♪」の「時は奏……」までの低いトーンから「で~て♪」の裏返る寸前のようで裏返らない
揺らぎがある突き抜けるこの声音の耳心地の気持ちよさよ!
(これラルクが好きな人にはすごく伝わると思うんだが、そうでない人には……伝わるか)
ああ鼓膜が喜んでるよ状態が、ずっと続いて、
これだからラルクやめられないんだ、音がいいのよ……。

虹はライヴの一番最後に歌われることが多い。
ドームは暗転していてすでに暗いし、いきなりクライマックス並みに気分が盛り上がる。
2014年3月の国立競技場ライヴのとき、私が参戦した日は、ラストの曲が『あなた』であった。
『あなた』は良い曲だけれど、それにもかかわらず唯一、
ちょっと前日勢が羨ましかったなあと思ったのは、
初日勢はラストの曲が『虹』だったからで。

ああ良かった今回『虹』を聞けた~ライヴの虹はひときわ良いわ~と、
もうなんかラルク参戦における、当初の目的の半分はクリアしたような心持で、
吸い込まれるように聞いてました。

今回、前日勢のライヴレポなどを極力見ないで、
ただ前日のセットリストだけをサッと確認していったのだが、
(今回、セットリスト迷走気味……?)
実際に参戦してみると、4/9ライヴの、こと前半は迷走気味どころか、むしろ完璧か、
と思って聞いていた。

後半の盛り上げ方には……おもに演出方法に、ん?
や?
ぬ? と感じる部分もあったのだが、それはまた改めて。
まずその前に『Forbidden Lover』が今回いかに良かったか、つらつら書かねばおさまらぬ。

~続く

L'Arc〜en〜Ciel 25th L'Anniversary LIVE 2017/04/09 セットリスト
http://larcworld.net/setlist/larc/25th-lanniversary-live/20170409


共通テーマ:音楽

ラニバ25th@東京ドーム4/9 [ら行]

一気に書くと長文になりすぎる傾向があるので、わけて書いていこう。

ラルクのライヴで会場全部に屋根があるのは、私は初めてです。
雨もよいの肌寒い日。
東京ドームでほんと良かった……ビバ屋根……空調管理。
いろんな行き方ができますが、私はJR水道橋駅から徒歩数分コース。

会場はトイレが激混みとの情報を、前日ライヴに参戦した人のつぶやき等でちらほらと目にしていた。
なので水道橋駅のトイレへ直行。ラルクファンで並んでましたが、大行列にはなっていないで、
着実に進んでいたし、
東京ドームのJR最寄り駅ゆえに、駅の準備態勢や駅員さんが慣れている感がありました。

で、駅構内から出たとたん、ダフ屋に声を掛けられる。
寝不足で、けっこう寒くて、マスクをしてたので、内気な感じの足取りに見えたのか。
ラルクライヴなぞどこ吹く風よ……みたいな空気を漂わせて歩いてたはずなんですが。
ダフ屋に次ぐ、ダフ屋をかわしつつ進む。

今までラルクのライヴは、味の素スタジアム、日産スタジアム、国立競技場は複数回、
一昨年は夢洲と参戦してきて、ダフ屋に出くわしたのは初めてな気がする。
(東京ドームって治安イマイチなの? 古参の縄張りがある感じだった。)
まあ夢洲に関しては、ラルクファンしか辿りつけない過酷な未開地に展開された、
二夜限りのカジノだったから、ダフ屋とか出没するわけがないんですが……。

で、東京ドームに到着。ドーム自体に行くのは初めてではないのだが、
せ・ま!
狭くて若干、こわくなりました。
むろん、混雑しているせいもあるが、
満員になると、こんなに人でごったがえす設計って、問題ないのか。

セキュリティチェックをして、チケットをもぎってもらい、会場に入ります。
屋根つきの会場は有難いことしきりなのだが、圧迫感も。
そのせいかギュッとコンパクトに感じました。
屋根がある会場ならではの、プロジェクション・マッピングとか凝ったのいっぱいやるのかな……。

ところで私は高いところ大好きっ子で、子供の頃はおかげで怪我も絶えず、
臆病で怖がりだけれど高いところが好きなうえに、たまに無鉄砲なので、
けっこう危険すれすれな、また実際、痛い目に遭ってもきたし、
当然のように馬鹿呼ばわりされてきたものだ
(まあ、確かに必要もないのに、やたらと高い所に上りたがるのって馬鹿ッちゃ馬鹿だよ)。
そうでもなくば、飛行機が好きだ……!
なんて発想に至る筈もないのは、なんとなくお分かりいただけると思うが、
遊園地系も、人並みに高い所を攻めるのは好きですし、
城でも塔でも、なんでもてっぺんは制覇したい、とりあえず天守閣まで登る系です。

が、
この急勾配!
こわ! 
この私が高さにビビるなんて……なにが怖いって、なにもかもが狭い。
梯子並みの急勾配に、足場は狭い段差だらけだし、人はぎゅうぎゅうに多いし、怖いわ。
二階席の一列目などは、立っての観戦・観覧が禁止されている。
手すりというか壁も低く薄いので、実際、立ったら危険なのは一目瞭然なのよ。

私は3塁側・2階席・4列目。
さいわい通路側。救われた。
座って待機するんですが、膝が前の座席の背もたれに、思いっきりぶつかるんだ。
脚をハの字にしたり、斜めに流したりしないと、ぶつかる。にしては、横幅も狭すぎる……。
ふつう、人が座った膝先に、こぶし1~2つ分くらいのスペースは最低でも、あきますよね。
そこが、きっちきちだから、通路側でないかぎり、中途で具合が悪くなったりしても、
滅多に出ていけない。
いったん出たら二度と戻れない感じで、閉所恐怖症を発動しそう。
考えてみれば、東京ドームってけっこう古いんですね。
これはユニバーサルデザインも、びっくりな構造だ……。

周囲が小柄な女性陣だったので、なんとか居られましたが、それでも相当、窮屈でした。
大柄な人とか男性陣とか、海外の人とか、さぞ息苦しさを覚えたのではあるまいか。

どうも1階席はそうでもなかった感じがあるので、
2階席の環境が極端に、居心地が悪く、危なっかしかったのかな。
(1階も2階もアリーナ席も同じ値段です。早い者勝ち。
私は今回は先行予約の初日の開始数分でチケットを押さえられたので、
けっこう良い席に違いないと想像してました。
最終的にはアーティストが全く見られない席も半額程度で売りに出されていたから、
目視できる席が取れただけでも、ラッキーだったのか。)

私の席はアーティストは良く見える位置で、会場の雰囲気も一望できます。
時間がきて、パッと照明が落ち、キャーワーと歓声があがり、
そうか、屋外だといつも明るいうちから演奏するのだが、
この暗くなった所に、ステージ上だけ明りがつくゾクゾク感がつのるのは、ドームならでは。

オープニングの小芝居は、「とうらぶ+文アルですか?」
ようは「刀剣乱舞」と「文豪とアルケミスト*」を掛け合わせたみたいな設定で、
はるか未来、ラルクおよびラルクライヴの歴史的資料? 映像等が何者かに破壊され、
バラバラな破片、かけらになってしまった。
これを2017年に戻って、元通りに搔き集めて直してくる、これが今回のライヴの目的であり使命!
みたいな。
実際、中央スクリーンの画面の四隅には、文アルで見慣れたような歯車が回っていましたね。
ま、ラルクと言えば『鋼の錬金術師』の主題歌を幾曲も提供していて、
アルケミストといえばラルク?みたいなところも無きにしも非ずだから、路線として有りか。

エリー・クランクとは?
謎を提示されて(ラルク・アン・シエルのアルファベットのアナグラムですよね……)
能書きはいいから、そろそろラルクをください!
という絶妙なタイミングで、ライトアップされて、登場です。

======

*


ラルクのライヴ@東京ドーム4/9 [ら行]

25th L'Anniversary LIVE - L'Arc-en-Cielに行ってきた!
楽しみすぎて昨晩は早くから布団に入ってスタンバっていたのに、
本当にワクワクしてきちゃって、
あ、れ……これは、まんじりともできないパターンでは……
眠れなかった。
なので、これから一眠りしてから、ライヴの感想を書く!
本当は今、ほとばしる色々をブログに書きたいんだが、
一昨年、夢洲のラルカジノのライヴから帰って、
一息入れる前に勢いよくカタカタとキーボードを打っている間に、
あれよあれよと熱を出して風邪をひいたので、
まずは、やっとちょっと落ち着いて一休みをしてくることにしようかと。
とりあえず一言だけいうと、
今回(いつも良いけど)Forbidden Loverが演出も含めて死ぬほど良かった。
あともう一言だけいうと、Drink it Downが無かったのは正直、私からすると物足りなかった。

あ、


ラルカジノ本番@9/22大阪夢洲 [ら行]

さてラルカジノ@9/22大阪夢洲。
私のシートは23Kブロック。
中央よりやや後ろ。かなり端(Ken側)でした。

16時25分。ラルクがリムジンでライヴエリアに入場。
ラル札(ラルクのメンバーの顔が描かれた1ドル紙幣風のお札)が、
ぶわっとばらまかれ、舞い上がる中、バブルなイメージでリムジンが入ってきた。

きゃぁぁぁあ!と観客が総立ちで沸いたのだが、
何に沸いていると思えばラル札に沸いており、
取れる人はお札をおっかけてキャッチしようとし、
……え?
いやいや待て待て、アーティストが入場してるぞ、ほんまもんが目の前にいるのに、
追いかけるのはお札?
エセ札とはいえ、お札の力ってすごい……。
花吹雪や、銀テープなら、ここまでみんな追いかけないよね……。

ラル札は、ハイド札もあれば、ユッキー札も、Ken札も、てっちゃん札もあるので、
皆、ほしいのはわかる、花吹雪やテープと格が違うのではあるのだが。
ハイドをはじめ皆、微妙な顔をしてました。苦笑い。

各自がステージにつく。
ユッキーはターバン姿で、ドラムセットのところにいるからよくわかる。
Kenも白いスーツ姿が遠くからでもよくわかる。
Tetsuyaも、ショッキングピンクのベースが、遠くからだと赤くよく見えて、目星をつけられる。
ハイドの衣装が赤系のトランプ(?)の柄物で、これが背景の演出画像とまじりあって、
ブラウン管テレビの色の色彩混合みたいになって、まったく見えない。

たいていハイドが一番、遠くからでも見える恰好をしているもので、
ひらひらと上着の裾が長かったりするから、
ハイドが動くたび(彼が一番よく動いてくれる)、
ひら、ひらっと輪郭がきらびやかさなふちどりを演出するのだが、
今回、最終日の登場衣装、まったくの迷彩状態。

スクリーンに大きく映し出されるハイドは黒い眼帯姿で登場。
なので、スクリーンを見ていればいいのですが、
実際の人物と、スクリーンに映し出される姿とを交互に見比べ、
双方を視野にいれて全体像を把握したり、スクリーンのズームで眺めたり……ということをしたい、
ライヴ参戦ならではで。
しかしハイドに関しては、最初のほう、全くそういう真似ができない、
ハイドを探せ状態で始まりました。

01.SEVENTH HEAVEN
02.Driver's High

いきなりノリのよいメジャーなナンバーで始まります。

03.Pretty girl

三曲目にしてハイドが間違えました(笑)
この瞬間に、まず来てよかった~と思うから不思議だよラルク。

「けど いつもそこまで~」
と歌い、
しばらく間奏が入るべきところで、「そう いつもここまで~」
突っ走って歌い続けたハイド。
二番は「けど いつもそこまで~ そう いつもここまで~」
と続けて歌うんですが、一番では先走りすぎなのです。
間違えるときはいつも突っ走って間違える感が、ファンとしては楽しい。
突っ走って歌い切ったところで、ハイドが、
え……? あ、
あ~

という顔になり、あぁぁぁやっちまった感いっぱいで頭部に手をやったとき、
観客は大喜び(私も含め)。
一気になごむ。大失笑。
普通、アーティストが間違えると、ピリッと緊張感が走ったり、違和感でザワついたり……
ところがラルクのライヴだと、皆、よっしゃ見れたぞやったぜラッキーと会場全体がどよめくのである。
DVDなどでは、間違えたところがスマートに編集されていることがほとんどなので、
ライヴならではの、素に近いアドリブの仕草が見られるから、
みんなこの手のハプニングが大好きだ。

そのあと、ふて寝を装い、ステージに横たわって、頬杖ついて歌って見せるハイドが、
それでも野太い声が出ているところに、かえってほれぼれとなり、会場は余計に沸くのであった。

ここで短いハイドのMC。
登場時のラル札に「みんな、めっちゃお金に心奪われてた、目奪われた」
といったようなことを言及するほど、あれはちょっと想定外な感じでしたよ、確かに。
初日の発言で一気にネット上で拡散されてました、おなじみの(?)
「お金で何でも買えるわけじゃない。お金で買えるものは~」
「ほとんど~」
二日目最終日には、ほぼコール・アンド・レスポンス状態に。

04.Blurry Eyes
05.flower
06.and She Said

このへんは割と初期の、すがすがしい爽やかな、ノリのよいメジャーな曲。
なんとなく私はチェッカーズ風味のラルク、という感覚でつい聞いてしまいがち。
そのころ私はがっつり留学中で、
オンタイムではあんまり知らなかった、あとから遡ってアルバムで聴いた曲。
観客がみんな一緒に口パクして口ずさむ系のノリです。

07.ROUTE 666

ダークでロックで好きな曲。
イントロが始まったとたん、どわ~ッと会場がどよめいて沸く。
2番以降あたりから、Tetsuyaのベースがべべべべーべべべべべべべンと響いて、
横隔膜にズンズンくるのが、物凄く心地よかった。

ここでKenの恒例下ネタ、短いMCが入ったかと。
下ネタって狭い空間で、限られた人員で繰り広げられると最低なのだが、
東京ドーム5倍の広さの夢洲で、5万人を相手に、マイクを通して発言される下ネタは、
たとえいかに下品でくだらなかろうと、ご挨拶でしかなく、皆、やんわりとあたたかく見守る。

よく昔のアニメで、遠くの船に合図を送らねばならないのに適切な布がなく、
女性がスカート脱いで振る、みたいなのがあったんだが、
そんな感じに近いかも。
やだあいつスカート脱いでふるなんて卑猥……下品……誘ってんの、
とは絶対ならない、そういう感じです。
もはや勇気に近い。

08.HEAVEN'S DRIVE

ここで後方のセカンドステージに移動。たしかこの時点でハイドが白い衣装に着替えてきたかと。

かつてDVDで見ていたときは、このステージ移動がいつもイマイチ意味が分からなかったのだが、
ライブに行くようになって、ひしひしと有難味を感じるのだった。
これがラルクの醍醐味の一つでもある。
後方シート側でも生で良く見える。

セカンドステージで演奏されている間中、わたしは肉眼で見てました。スクリーンではなく。
ただ、ほとんどの人はスクリーンで見たいらしく、スクリーンは前方にしかないので、
後方ステージ上でハイドがMCをするにも、歌うにも、観客は振り返って前方スクリーンを見ていて、
ハイドは観客の背中に向かって、しゃべり、歌い、という構図が今回すごく違和感があった。
後方にもスクリーンがあったら便利なのに(味スタか日産スタジアムのときは有ったかと……)。

そのせいか、どうなのか、ハイドがしまいには、
ステッキに留まっているオウム(剥製かと)を合いの手にして、作り声で喋りだし、
ハイド「……こいつ、めっちゃ便利」

「みんなこんな所までほんとよく来たよね……僕なら来ません」
と、ハイドが「……ほんとすごいラルヲタだよね……」と嬉しそうに笑い、
ラルクを語るとき、ラルク・アン・シエルのメンバーは誰でも、
自分一人では決してラルクではなく、
4人集まってラルクなので、どことなくラルクを少しだけ客観的な、俯瞰的な言い方で語るのである。
(……いや待て、ラルヲタってTetsuyaが大嫌いな言い方では)
と思ってたら、「すごいドエルですね」と言い直してました、ハイド(笑)
ターバン姿のユッキーを見ながら「ユッキーは気分良いときしかターバン巻きませんからね」
星形のついた衣装のTetsuyaを見ながら「てっちゃんは気分良い時しか星の衣装着ませんから」

09.Wind of Gold
10.It's the end
11.MY HEART DRAWS A DREAM

MY HEART DRAWS A DREAMは毎度恒例の、サビ部分後半を会場全体で合唱です。

海風に吹かれつつ、風を感じるナンバーで。
だいぶ日が落ちてきて、あたりは薄闇に。

ここで再び正面のステージへ。

12.trick

ドラムのユッキー含めて、このナンバーだけ全員ギターを持って、
最初ユッキーから、順々に皆が、ヴォーカルをやった。

全員でギターをひっさげ、ギターのネックを持って立ったとき、
化け物退治でそれぞれが、マグナム、ライフル、マシンガン、バズーカで戦ってたのが、
全員同じサイズの機関銃をかまえて、一斉射撃を始めるみたいな、
物騒で不穏なカッコよさが立ち込めた。

13.REVELATION

”曖昧な 理想~♪”
というフレーズで、皆、
Yeah! いえい!
″愛を 示せ~♪”
てやっ! 
って感じに腕を振り上げたり、サイリウムを掲げたりする。むろん私もやる。

14.CHASE

ここでほぼ完ぺきに日没を迎え、前方のステージはキラキラしく光線を放ち、
華やかな演出画面が映し出されて、
それでも何が美しいかと言えば、後方に暮れなずんでいる真っ赤な夕焼けで、
おどろおどろしいくらいに赤い。
ハイドがステージから真正面の夕焼けを感じて歌っているのがわかる。

KenもTetsuyaも、またいつもストイックな感じなドラムを繰り広げるユッキーですらが、
皆、テレビなどでは見られないのびやかさ、
すんごく気持ちよさそうに、すがすがしい朗らかさいっぱいで演奏していて、
周囲には、海と、夕焼けのすごい赤が西側に残っている広ーい夜空と、
荒れ野原と、5万のファンと(スタッフと)、あとラルクだけ。

目障りな邪魔なものが一切ない。
あとただ音楽があるだけ。
この自由な感じがたまらない……この解放感が野外の良さ、
自分たちだけの音楽がどこまでも続いていくような疾走感なのか~
と実感しました。そこだけラルク天国、ラルカジノの楽園色に染まってくる。

15.XXX

この色っぽいムーディなナンバーは盛り上がりますが、
画面に映し出される演出画像の一部が、女性ダンサーのくねくね踊りで、
この演出が、場末ストリッパーとか、安キャバレーとかの色で、
一昔前のカラオケボックスに流れる画面みたいで安っぽかった。
あえて……なのだろうが、
XXXの耽美さはこの手の、場末の安酒とネオンの、レトロみだらなエロさと正反対の妖艶さ……

もうライヴ自体が楽しくて、曲はいいし、ライティングで目がくらむし、
正直、演出画像の端っこなんてどうでもよく、
男女とも、ほぼみんなハイドを見てますし、わたしもハイドを見ることにしましたが、
(この演出、てっちゃん嫌いそう……すごく苦手そう……!)
つか私がこの手の演出をラルクでやられると苦手なんだな、と内心でチラッと思っていました。
実際のところTetsuyaがこの演出をどう思っているかなんて知る由もないのですが、
Anemoneという曲のPVの演出を正直すごく、好ましくない!
と思っていたらしいTetsuyaですから、
だとすると、これはAnemoneのPVと通じると。

しかしXXXは魅惑の曲なので、また野外だとそういったことも、たいして気にはならない。

16.TRUST

今回のライブは終始この手のポジティヴな曲調なのがほとんどでした。
野外の解放感と、曲の伸びやかさがベストマッチ。
音響としては、野外は音が散ってしまいがちなので、
ずっしり聞きこむ系の濃いバラードなどは、合わないのかも。

ここでハイドのMC。
ハイドはずっと、おしゃれ眼帯をしていて、
(いや……たしかに私、眼帯キャラ好きだけども……だけれども)
顔で言うなら、ハイドの一番の魅力は何といっても目、両目じゃないか?
両目が見たい~と思っていましたら、
いつの間に眼帯を外して両目に。
その魅力たるや……自分の両目の目力の素晴らしさを存分にわかっていて、
だからこそ眼帯を外すだけで、うわ……美人……という演出の効果を最大限に発揮する。
特殊効果なみに成立するという、
なんとも心憎い技でした。

両目の本気モードで、観客全員がハイドの美しい両目のとりこになりつつ、新曲の発表を聞く。
「……夏らしいシングルをと……思っていたんですが……今になり……」
大丈夫だよギリギリまだ夏でいけるきっと*。

17.Wings Flap 新曲

明るいメジャー系のさわやかな曲で、
ここではないどこかに連れて行ってくれそうな飛翔感に、ちらっと切なさがよぎって、
ラルクの良さは、目の前の現実とは違うどこかにつれていってくれそうな、
現実逃避力の高い世界観。
旅たつ、飛び立つ、羽ばたく、その手のフレーズがもともとラルクの曲には多いのですが、
この、どこかに行ってしまおう感、風にさらわれて行こう感が、野外にぴったりな上に、
とてもラルクらしい新曲でした。

18.Lies and Truth
19.Link
20.HONEY
21.STAY AWAY
22.READY STEADY GO

このへんはもう、こってこてにラルクです。

暗くなる前は、野外ゆえに解放感はあるものの、
観客とラルクとの視線のばらつきのようものも生じて、
共通の音楽を介在してはいるものの、
てんでが勝手に楽しんでるような、
クラブでラルクの生演奏で、好きに踊ってるみたいな感じでもあった。

完全に夜になり、照明によって観客の目線もステージ一点に集中し、
終盤にかけてのラストスパート。

ハイドもほかのメンバーも、ライヴ後半ゆえ体力的にきつくなってきているに違いないのに、
終盤特有の観客の熱に押され、溢れたぎるパワーがすごくて、
この刹那的なひと時がライブコンサートの中で超絶、楽しい。

この終盤、本来、息切れしているであろうに違いないのに、
どこから出てくるのか、ぐわーっと歌うハイドの歌声がどんどん威力を増す感じが、たまらない。
もっと、もっとだ、ああ終わらないでほしいなあと思うわけです。

「さて永遠に終わらなければいいんだけど……終わりの時は来るもので……」
といったハイドの発言があって、
そういえばハイドが夢洲(ゆめしま)を、「行くぜ、ゆめしま~」とか言ってたわけですが、
ゆめすと呼んで、
「ああ……これ今まで何度、間違ったか……」とか言い直していたときに、笑いが起こった、
私を含め、皆、安心していたんだと思う。
関西出身のラルクでも、夢洲はなじみのない、今宵かぎりの特別エリアなのだ。
「こんなところに集まって、こんな夜は一生忘れないよね」
忘れません。

23.Pieces

ラストにPiecesが聞けるのは本当に嬉しかった。
と同時に、ああこのライブは終わりなんだな……と実感します。

最後に花火があがり、ハイドが投げKissしてラルカジノは終わりました。

帰りのシャトルバスに同乗している人たちが、皆、髪色がアッシュで、
アッシュな髪色はやってんのかな?
と思いつつ、ホテルに帰り着いてみたら、靴から脛当たりまで砂で真っ白になっていて驚いた。
帽子を脱いだら、帽子で隠れていた部分の髪色と、髪の裾のアッシュ具合と歴然と差がついており、
ハロウィンで裾に白っぽいエクステをしている人みたいになっていた。
砂埃凄かったんだ……。

*(シングル発売は真冬らしいです・笑)



共通テーマ:音楽

ロケ地どこだろう [ら行]

昔は相当なテレビっ子だった私ですが、
ここ十年、テレビを視なくなりつつあります。
といっても好きな番組は録画しといてガンガン見ますが、
とりあえず家に帰ったら、明りつける前に……カーテン閉める前に、
テレビをつけとこうよ、
という生活がいつしか、とりあえず家に帰ってきたら一番にPCの電源を入れる。
大抵の人がそうではなかろうか。

録画した番組は当然のごとくCMをとばして視るし、
アニメなどは、ものによってはOP・EDをとばせば正味20分ですから、
一時間で見ようと思えばまとめて3本見られる。
生で見てたら2本しか見られない。この差は大きい。

CMがオートスキップになっている番組ならいいんですが、
そうでないとチクチクと早送りする。

……あ!
長年のテレビっ子センサーに反応するCMがあると停止して、見ます。

このCMがなんか好き。
風景、ボート、こういう格好している新垣結衣も、台詞全体のスタンスも。
CMって綺麗事のつまった偽善のかたまり、
欲をオブラートに包んだ気味悪い世界を、
いかに魅力的に見せるかが勝負。
なのに、媚のない感じに見せるところが、目を引きます。


https://youtu.be/YW-qP05pRiM
GMOクリック証券「Life is FUN」30秒

いろんなヴァージョンがあるようだが、私はこのヴァージョンが好き。
旅したくなるよね。
しかし最近のヨーロッパはいささか不穏すぎる……。

んでもってこのCM、昔トヨエツがやってた『焼酎貴族TRIANGLE』のCMシリーズを彷彿とさせる。
ちょいさびれた欧州の東側文化圏っぽい地域を旅していくCMの世界観がそっくり。
ことに郵便局ヴァージョンや、
美女と湖畔でボートに乗っているヴァージョンが似ていたと思うが、
次のヴァージョンしかYoutubeで見あたりませんでした……。


https://youtu.be/Wwo-DPv7MpE
KIKKOMAN TRIANGLE 豊川悦司 「黒いBar」篇


楽天グリーティングの不具合 [ら行]

新年のご挨拶や、結婚した友人へのお祝いメールなどを、
楽天グリーティングで出すことも多いのですが、
まれに肝腎のメッセージが真っ白の、空白になることがある様子です。

通信をリフレッシュして見ていただくか、
ブラウザをいったん閉じて立ち上げ直していただくか、
あるいは、楽天グリーティングのカードのプレゼンの枠下にある、
メッセージを読むというところをクリックしていただくと、
上の窓のメッセージ画面は真っ白であっても、
メッセージ文章が出てくるようです。

私も以前、身内からもらった楽天グリーティングが、
しかしメッセージに一言もなく、
なぜ……
と思って直接訊いたら、
そんなことないよ! 色々書いたよ! むしろ長々と!
と。
別のPCで試したら、ばっちり読めたことがあります。

PCの機嫌にもよるので(同じPCでも、すんなり出る時と、まったく出ないときが……)
お手数ですが真っ白い場合は、ちょっと色々試してみてください。

わたしが真っさらの空白で出すはずもなく。
そんなの出すくらいならば最初から出さない。

スマフォの友人や身内に、携帯用の年賀メールを送ったら、
昨年は着信さえしていなかった。
場合によっては使えないな……と自覚してはいたのですが……。
(スマフォ対応していない――とヘルプページに載っているのを最近、知った。)

色々と書きたい私としては、
楽天グリーティングならば長く書きこんでも威圧的にならないし、
華やかで、なにかと使い勝手もよく(……ときに活動時間が非常識だったりする私には、送信の時刻設定を簡単にできるのが凄い魅力)、
ついつい利用しております。

ラ音 [ら行]

いまも『カンパニュラの銀翼』をちくちくと英訳チェック中です。
遅々として進まずに時にはジリジリするも、
興味深い発見が、ちょくちょくあります。

誤訳をチェックするわけですが、
なにしろわたしの英訳を担当してくださってる訳者は、
読解力や英訳力のみならず、センスもピカイチ、と読んでいてヒシヒシわかるので、
いちいちもって興味深い。

たとえば《虎落笛》とか、どう訳すんだろう…….。
hissing soundとかか?
と思っていたら、
rimeflute
と造語してありました。

《虎落笛とは、冬に窓を吹き抜ける隙間風の音のことだ。》
という原文を、
→冬に窓を吹き抜ける隙間風の音のことを、シグモンドが住んでいる地域では、rimefluteと呼ぶのであった。

といった感じに。すごい。rimeとは、霜で覆われ凍てついた窓とかを表す単語。
なあるほど。

いっぽうで素敵な誤訳にも出会います。
もういっそこれでいいじゃないか、と思えそうな素敵誤訳。

さきほどの虎落笛を、原文で私は《連続性乾性ラ音。喘鳴音にもよく似ていた。》
と例えているんですが、
この連続性乾性ラ音のラ音というのは、ラッセル音という意味の、医学用語の略語です。
ラッセル音とは、ドイツ語のRasselgeräuschとかいう、
キシキシ……ガタガタ、ガラガラ、軋むような雑音、
という単語からどうやら来ているようです。
さすが医学用語はドイツ語仕様だった日本ならでは。

このラ音という語感が、日常語とかけ離れていて、
わずかに異様な響きと字面が、個人的にちょっとたまらなくて使ったのですが、
この乾性ラ音、英訳するとdry raleのはず。(連続性ラ音とするならばrhonchus。)

で、その《ヒュウヒュウと糸を引くように漏れ聞こえてくる連続性乾性ラ音》が、
……なんとラの音階の喘鳴音と、訳されている。
a drily whistling string of A naturals escapigng one after another.
と、すっごく詩的に誤訳されているのだ。

糸を引くように――とあるせいで余計に弦楽器とAの音を彷彿とさせたのかもしれません。
(糸を引くように、とは納豆や蜘蛛が糸をひくように、粘っこく、音が絡まりつつある感触なのだが。)
……私自身も、ラ音という語を初めて知った時には、ラの音かと一瞬、思ってみたりもしましたが。
ドレミファソラシドのラの音がする、絶対音感的な意味合いとは異なるわけです。

誤訳ですし、原文の意図と異なりますから、そりゃ直しますが、
これまでの文体から推し量って、
ラの音階で喘鳴音が聞こえるようだ――と表現しそうに思いこまれたのだろうなあ……
(たしかに我ながらそんなふうに書きそうだものなあ)

躊躇いがちに、せっせと赤ペンを入れていくのであります。


共通テーマ:

ラルクライヴ@国立競技場ライブ2日目(長文) [ら行]

ラルクライヴ2日目、もうすこし詳細な感想を。

初日の演目をチェックしたところ、ロックでポップなナンバー多かったようで、
そっか……今回のライヴはこういう路線なのか……と、心づもりをして出向きました。
ニューアルバムをリリースしてのライヴとかでもなく、
20周年を記念して、年代別にやるのでもない。
どういう色で攻めてくるのか、傾向がわからなかったので。

ポップなラルクも、ロックなラルクも、むろん好きだし、
ラルクのアルバムは、私にとって、いわゆる「捨て曲」がない。
飛ばして聞かない曲が、チラホラとも無いので、
自然、ラルクはエンドレスでかけっぱなしの機会も多い。
だからどの曲でも楽しめるけど、
ゴシックなラルクとか、SFなラルクとか、ハゲバラ(激しいバラード)のラルク――
今回はあまり期待すべきではないか。

と踏まえて、参戦した2日目、嬉しい誤算でした。
個人的には、セットリストも、メンバーの衣装とかも、2日目参戦で大正解でした。
(1日目のシメの曲が「虹」だったのは、しかしすごーく羨ましかった。)

宇宙船の冬眠カプセルに見立てた、スペースカプセルからメンバーが登場です。
プシューッとドライアイスの煙を上げて扉があく。
ここ、正面から見たかった。

舞台袖側はまったく全体像がわからなくて、それでも国立はかなり席が近いので、
臨場感は申し分ないから、スクリーンで補完すれば、あとは耳で聞くわけだし、
曲が始まれば楽しい。

ただ舞台袖側のスクリーンが、
各メンバーの登場を一人ずつ順にアップで映していたので、
全体像の俯瞰がまるっきり掌握できないままだった。

衣装は、Kenが、おしゃれでチャラめな次元(ルパンのね)みたいな感じで、
Tetsuyaが、キッチュでポップで少々毒のあるジョーカー(バットマンのね)みたいでした。髪が緑。
Yukki-が長髪のエクステにターバンで、砂漠のキャラバンでアンドロイドなロッカーみたい。
Hydeは、ムスリム風に目だけ見せる被り物が黒に金を織りこんだマリアベール、
目だけのぞかせて、下をシースルーのレースで、
現代版キングダム・オヴ・ヘブン(映画)風。
衣装はゴスで貴族チックな、エレガントな黒と、襟元は白のひらひら。
エキゾチック・エレガント・アサシン!
美貌の殺し屋といいますか。
そんなノリです。

ラルクってそれぞれの衣装がてんでに自分の道をつき進んでいて、
統一感がないのが、またいいんですが、
ハイドとユッキーの衣装が、今回、月面砂漠のキャラバン風で合ってました。

エキゾチック・エレガント・アサシンてなんだよ、
と思われるかもしれないが、
よくあるじゃないですか、村一番の娘が、親兄弟の尻拭いで盗賊に献上される。
その盗賊の頭目は、売春窟を持っていて、そこらじゅうから美女をかき集めてきて、
人身売買、武器の取引、麻薬の横行する悪の巣窟で、
人々が嘆いている。と、どこからともなく登場する通りすがりの旅のキャラバン。
事情を聞いて、村一番の美女になりかわり、女装して売春窟に乗りこんで、薄笑いを浮かべ。
――親分、今回は極上の上玉ですぜ、
――へっへっへそれでは俺が先に味見する、
と、骨の髄まで心底下劣で卑猥なボスが、ほおおう、こいつはなるほど……楽しませてもらうぜ、
と鼻の下を伸ばし、美貌な娘の素顔が透けるベールを剥ぎかけたときに、
ずさぁッ。
殺しちゃう感じの。
おのれひっとらえろーと、手下が騒いでいるときに、
「こっちこそ楽しませてもらうぜ!」
衣装に隠しておいたマシンガンをぶっ放し、
悪党を皆殺しにして、誘拐された女子供を解放しつつ、自分らは宝石をせしめて去っていく。
いい奴なんだか悪い奴なんだか、なんの密命を帯びて「たまたま通りかかった」のか、
正体不明でわけわかんないけど骨のある美貌の殺し屋。
そんな感じのだよ。

ヴォーカルの掛け声、行くぜ~国立!
で始まった時のハイドの声が、
ガラッガラに枯れて歪(ひず)んでいて、
……え。

デスヴォイスともちがうし、ダミ声のシャウトで……うわぁ、のどを痛める……
初日に気合入れて歌いすぎで、喉を酷使しすぎなのか……?
シャウトで、ぐわぁぁぁぁと低くガラガラに出すのはよくやるし、
わざと歪んだ声を出すことは多いけど、
これは明らかに喉が枯れてるような。

歌う時の発声は、喉の違う部分を使うみたいだし、
ノリノリの曲は声質を気にせずとも大丈夫なんだろうけど、
でもなんか……今はVAMPSではないわけだし……。

……と思ってたのは私だけではないようで、
ハイド、声がガラガラじゃん、
と、ざわめきがちらほらと聞こえました。
ガラガラなのは出だしだけで、
しだいにライヴが進むにつれて、ラルクの通常運転、トークも澄んだ声に。

最初、息切れ気味に聞こえたのも、
いつのまに声のスイッチのギアが入れ替わっていた。
いつのまにベールのマスクも脱ぎ払ってました。

結果的に、後半になればなるほど、ああこれぞラルクのハイド、
呆然となるほどに良い声で歌いあげられて、じっくり聞き惚れるのでした。

私が参戦したのは2日目で最終日なのだけど、
聖火も改めて灯されました。
ライヴが始まって本当に火がつく、という演出は文字通り、期待感に火がつきます。

紙吹雪が打ち上げられ、
さすがにスタンド席までは届かないかなあ~
と見ていたら舞い上がってきて、
取れた!

腕を伸ばして、えいっと背伸びして、人差し指と中指で挟んだら取れました。
無邪気で、すまない。
みんな手を伸ばすので、別に恥ずかしくはない。
やった☆

5曲目、BLESSはかつての冬季五輪のNHKのテーマソング。
♪君へと~
 (中略)
    祝福した♪
までハイドがアカペラで歌ってから、演奏が始まりました。
今回の冬季五輪のNHKテーマソングを聞きながら、
ラルクのBLESSをまた聞きたいなあと思っていたので、
場所も、きたる五輪に備えて建てかえられる国立競技場だし、嬉しい選曲だった。

10曲目から、ステージを中央のスクエアに移して。
いままでメンバー全員を見られる位置にいなかったので、これはありがたい構成。

ステージ移動の前に、ユッキーのドラムソロがありましたが、今回はすごく短かった。
寒かったからか、みんなキビキビと、こなしていく感じはありました。

中央の特設ステージにラルクが登場するのを待つ間、
わたしたち観客は、入場時に渡された雨合羽(オフィシャルにはポンチョ)を着て待機。
雨でもないのに、なぜ着るのかしらねえ、と思いながら、指示されるままに着て待つ。
いつもこの、中央ステージに移るまで待っているのが退屈だったので、
ポンチョを着たりして待つのは丁度良かったです。

日も落ちて、ラルク登場。

「今日は良く晴れて、みんな一人一人がてるてるぼーすになってくれたおかげで」

たしかに。ポンチョを着た観客ひとりひとりが、てるてるぼーずみたいでした。
今回、雨が降ったら寒くて本当に過酷だったかと思うので、晴れてよかった。
でも、その……てるてるぼーずのためだけにポンチョ?
(と思っていたら、我々全員をスクリーンにするための、仕立てだったのだ。)

観客ひとりひとりのリストバンドもとい星屑ライトに点った明りがすっごくキレイです。
ハイドが、電飾のタクトを振る。
リストバンドの灯が、8万人弱の国立競技場の会場全員、ざぁっと赤に変わり、
またハイドが電飾タクトを振ると、
バッと薄青い鬼火色に灯り、
クリスマスカラーになったかと思うと、
桜色になったり、ネオンに光ったり、
あっ、ザッ、パッ、ふわっ、
ハイドが振りまわすタクトの手旗信号に呼応して、私たちの星屑ライトが一面色を変え、
……やばい、むっちゃ、たのしい。

「あ、べつにこれ本当はおれがやってるんじゃないんだけどね」

わかってます、無線で光の色が制御されているんですよね、
ハイドのタクトにあわせて、技師ががんばってるんですよね、
全ての息が合って、この演出ですね、真っ暗闇に8万のライトが明滅して、陶酔感と昂揚感たっぷりだ。

で、metropolis。

前回の国立で聞いて以来、改めて大好きになっていたので、
やってくれてすごく嬉しかった。
とてもよかった。
声の揺らぎが快くしみます。

このあたりから、もう楽しくてぼーッと見て、聞いてたので、
わーっ、わーい、
とリアクションする(明りを振ったりする)のを、私は忘れていました。

11曲目は未来世界。この優しい曲調にこじんまりした世界観があまり自分に合わないので、
唯一、CDの中で飛ばすことがまれにあるんだけど、
白っぽい、てるてるぼーずと化した8万人の観客をスクリーンにして、
ゆったりとクジラとか、イルカとかの影が空中を浮遊するように泳いでいくと、
自分たちが海の底にいるのか、空が海を投影しているのか。

ちょうど押井守監督のOVAアニメ『天使のたまご』に出てくるシーンみたいでした。

http://www.youtube.com/watch?v=2PVVRz2ZFok
天使のたまご
 (『天使のたまご』は上級者向けすぎて私には「……」だったのだが、
  空を泳ぐでっかい太古の魚が映しだされる場面は、印象深かった。)

この動画の34:35~35:50あたりのイメージがまさに再現されたかのような世界でした。
この壮大な幻影が、あるいは赤ちゃんの頭上で回っているモビールの影、
子供部屋の壁面に映っているだけなのかも、そんな「未来世界」の演出。

12曲目、花葬。
ピアノのイントロが始まり、
花葬はラルクの曲で個人的に殿堂入りなほど大好きで何度も聞くのに、
最初何の曲かわからなく、
なんかすごく良い曲が始まったなあ、
と、聞き入っていたら、花葬。
呆(ほう)けたように聞いてました。

元のステージに戻って13曲目は、MY HEART DRAWS A DREAM。
夢を描くよ~夢を描くよ~夢を描くよ~Our Hearts Draw a Deam~♪
全員コーラスのところで、ハイドがイヤーモニターを片方はずして、観客の生の声を聴きながら、
テンポを合わせて一緒に歌うので、会場の雰囲気をつくりあげていく成就感、たっぷりです。

14、the Fourth Avenue Cafe。初期の曲ですね、なんか歌謡曲っぽいラルクで懐かしい。

15、XXX
16、shade of season
17、DRINK IT DOWN

the Fourth Avenue Cafeで初期のラルク曲を歌った後に、
新しい「butterfly」のアルバムの流れを汲みつつ。
Yukki-の曲が続けざまに2曲立て続けてで嬉しい。
Yukki-の曲はラルク現在進行形という感じがする。
DRINK IT DOWNは、ライヴで必ずやるナンバーになってるみたいで、非常に盛りあがります。
ライトニングも毎度、かっこいいんだ。

18
EVERLASTING(新曲)
この感想は先日アップしたとおりで。

19、Blame
すごい初期の曲で、ほとんど初聞きでした。
Tetsuyaのベースが特徴的で主張するなあ……と思って聞いていた。

21、Driver's High
ステージを取り巻いた何本もの火柱が上がる。
火焔がリズムをとって、ぶわっと巻きあがると圧巻。
何発もの火柱のセットが、全部で12回ほどまき上がったかと!
寒かったので、暖かくなるのは大歓迎!
暗がりが突如、明るくなるので、最初のうちは目がびっくりして反射的にのけぞりますが、
慣れてくると、火柱が、ぶわっつ、ブワッツ、と膨れあがっては空中に立ち消えていくのが、
楽しくってたまらなくなってきます。

ハイドが間違えました☆

鋼(はがね)の翼で~♪
と歌うところを、
♪来世でまた~会おう! Yeah!♪
と突っ走って歌い終わりかけたところに、まだ曲は続いていたわけで、
するとハイドが絶妙なてへぺろを披露しつつ、

会場全体は、おっとラルクのだんなー、
顔役のハイドさんが、お茶目なミスをやらかしてくれましたよ、
といった愉快さに沸きました。
火焔のテンションに煽られて、♪来世でまた~会おう~Yeah!♪
……を結果的に2度聞けて嬉しかった。

MC

Kenの下ネタが健在でした。
メモってるわけじゃないので、ざっくりと要約すると。

・この国立競技場を取り壊して、作り変えるんだってさ。
俺らの感覚からいうと、ちょっとずらして変えればいいと思わない?
全部壊すらしいよ。
なのでここは取り壊されるわけですよ。
感慨深いわけなんですよ。

・東京五輪を俺たちは知らないわけだけど、でも噂には聞いているわけで、
今回、また東京五輪があるわけで、2つの世代をまたがって生きている感じがするよね。

こういうまともなMCだったのですが、
下ネタ話さないとやっぱり俺は調子が出ないんだよな、とばかりに次第に。

寒いので股間にホッカイロ……あ、商品名言っちゃいけないんだっけ、振って温かくなるカイロを、
あちこち貼りつけてきたんだけど、
ここ、ギターが当たるやん、
そこだけ熱いやん、
体温調節もへったくれも、もう、むっちゃくちゃですよ。

という内容で終わればよいものを(笑)
下ネタいっとく? 
どうぞどうぞ、
というメンバーの後押しに張りきって、もはや責任感なのか、
「机の角ってさ~
オフィスの机の角は、女の人の股間の位置にくるらしいよ、
俺らは机の角をそんな目で見たことなどなかったけど……
いや、待って、まってちょっと聞いて、まじで」

おしゃれでクールでダークな映画を見てたはずが、
あれ~いきなり銀魂が始まったよ、テレビ壊れたよ~
みたいな流れでした。

しばらくKenがくだらない下ネタを続けて、メンバーがうははと失笑し、観客が温かく沸く、
という――国宝級の茶道の茶器で、
冷や飯にお茶漬けの素と熱湯をかけて、割り箸でかっこむみたいな、
無粋っぽい小粋な贅沢を楽しむ時間なんです、これはきっと。

テーブルの角というと、
Yukki-ことyukihiroさんの「角フェチ」が思い出されましたが。
きっちりが好きなyukihiroさんは、かつて、
「角、直角が好きなんですよ。たとえば、丸いテーブル嫌いなんですよ。
(四角いテーブルの何が良いの?) 
……緊張感かな」
という名言を残しておられますよね。

ハイドのMC。

「国立は火をいっぱい使えて嬉しい。
火を見てると……同じ火を眺めてると、キャンプファイヤーの火を見てるみたいに、
心が一つになるって感じしない?」

……的なことを言い、照れくさくなったのか、
ああぁ~なんかこんなこと言いたいんじゃないんだけど~
と、Kenの下ネタに助け舟を求めかけるも、
いいやん、それで、いいじゃん、ってKenが言ってるのがマイクに入ってないけど見えました。

TetsuyaのMCは映画館のライヴヴューイングに向けて。

Yukki-は今回、終始無言でしたね。
ドラムが雄弁なのでいいんですが、それにしても今回は寡黙だったな……。

最後の曲は「あなた」でした。
観客全員が「あなた」なかんじで。

全体的に欲を言うなら、
メンバーがハッスルして駆け回る、というのを今回は全然見られなかったのがちょっと残念。
寒かったから?

あるいはライヴヴューイングを意識して、
あまり好き勝手に派手に動くとカメラのフレームから外れるからか。

舞台袖側って、いままではTetusyaとKenがしょっちゅう走っていくイメージで、
いいなあーと見てたんだけど、
今回、いざ舞台袖になってみると、ほとんどお目見えしなかったという。

Hydeはヴォーカルで楽器がない分、身動きもつきやすいのか、
けっこう頻繁に動いて、わりと暴れまわってくれたのと、
舞台袖側は、前に身を乗り出してポーズをとって歌う場所なので、横顔がよく見えました。

ぜんぶで23曲。
アッという間で凝縮された時間、
大満足な容量で(20周年の国立より曲数が増えていたー)、
今後もラルクについていこう。

20140322ラルク国立ライヴ(写真)



共通テーマ:音楽

ラルクライヴ@国立競技場2014~Everlasting [ら行]

新曲EVERLASTINGの感想だけ、熱が冷めやらぬうちに。

新曲のお披露目があったのは本当にうれしかった。
今後もラルクが、ラルクのペースで、きちんと活動していくんだなと。
通常、ライヴやツアーは新曲や新譜のアルバムをひっさげてやるものだから、
今回は(ん?)と少々、先行きを気にしていたのですが、杞憂でした。

つか、

「国立でやるって決まって、
シングルだそうと思ってたんだけどね……
ご覧の通りの結果になりまして……」

という内容のハイドのMCが可笑しかった。

(間にあわなかったんだね)

そんな前ふりの後で、新曲のお披露目がライヴ会場だなんて、うれしいじゃないですか。
それだけで満足と言いたいところなんだけど、
曲自体がものすごく好みで参りました。

Ken曲*ですよ!
歌詞はいつも通りHydeです。
Hydeいわく、
--映画の音楽みたいな、そういうのがいいと思っていたら……言わなくとも伝わったみたいで、そういう曲ができあがってきてね……と。

とにかくダークでかっこいい、すごくラルクらしい曲なんですが、
曲調や曲自体の説明は、曲を聴くのが一番なので、
私ができるイメージ語りをするならば、
路線として、花葬とか、浸食 〜lose control〜
これ系の曲です。
でもなんか今までに聞いたことのない、ヴァージョンアップしたラルクでした。

歌詞は、XXX系です。
女性視点の言葉で、わりとラルクらしからぬ、恋とか、その手の言葉が頻出しますが、
といってもそこはラルク。甘い夢見がちでもなければ、ありきたりの失恋云々な歌詞でもなく。

スクリーンに字幕が出ていたのだが、
正面スクリーンだけであり、
サイドスクリーンには歌詞が出ていなかった。
細かいところ、たぶん私はわかっていません。
ただ私の場合、しょっぱなに歌詞を見ると、
文字を集中して追っちゃって、かえって耳からのイメージがおろそかになるので、
中央スクリーンからのぞく歌詞の切れ端が、ちら見できるくらいで今はベストでした。

で、これはあくまで私が抱いたイメージだけれど、
なんていうか、
埋葬された女の人が、
朽ち果てられずに、キレイな姿のままで、
墓の底から、ずっと恋人を思い続けて、掘り返されるのを待っているような曲でした。

もっとはっきり言っちゃえば、
吸血鬼にされた女人が、蘇るのを待ちのぞんで、
迎えがくるのを……掘り起こされるのを待っているような、
自分に噛みついて自分を吸血鬼に変えた男(……ヴァイパイヤよね)を、
恨むでも恐れるでもなく待ち焦がれているような曲でした。

EVERLASTINGは不滅とか、不朽とか、とこしえ、という意味だから。
EVERLASTINGという曲名で、
曲調がしびれるほど暗いので、もう私には吸血鬼に直結して聞こえるのは致しかたない。

で、彼女は延々と待ち続けているのだが、想い人は現れず、
ひょっとしたら彼女が死んで蘇るまでの間、
彼女を死者の作法で蘇らせるための道中に、
相手は地上で殺されたのかもなあ……

でも彼女は迎えが来るのを待っているのだ、ガラスの……あるいは象牙の柩の中で、
墓の底から……
という印象の『嵐ケ丘(ブロンテ作)』吸血鬼ヴァージョンみたいな曲でした。

象牙 薔薇 冷たい土 不滅

……そんなイメージを髣髴(ほうふつ)とさせる曲でした。
あくまでも私には。

*


ラルクライヴ@国立競技場2日目(最終日) [ら行]

ラルクライヴ@国立競技場、行ってきました!
すごい楽しかった! 
そして寒かった! その点、まさに参戦ってかんじだった!

気をつけて
かなり寒いよ
国立は
(Hyde)

と、ライヴ初日あたりに連絡網がまわっていたので、
(Vampsのツイッター経由で拡散したのを見た)
かなり覚悟して身支度を整えていった。

ハイソックス+レギンス+編み上げのロングブーツ+ジーパン+ミニスカ
これでもかと重ね着。
裾までの長いパンツの上に、ミニスカを重ね着するという着方の好みと是非はともかくとして、
今日の場合は単純に、寒さ対策で。

毛のセーターを着て、毛のジャケット着て、ぐるぐる襟元を巻いて、
その上にロングのダウンのコートをきっちり前を閉めて、
帽子かぶって、手袋はめて、
ホッカイロをポケットに忍ばせて、
それでもライヴが始まるまでは寒かった。寒いっていうより、冷えるの。

グッズは買わない主義なのだが(ゆくゆく扱いに困ると聞く)、
さすがに今回HydeプロデュースのTシャツ(スカルと猫のだまし絵風になっている)がほしくて、
少し早めにいったのだけれど、人波の流れがわからなく、グッズ売り場に行けそうもない。

すんなり諦めて30分前に座席についていました。
……買おうと思えばネットでも買えるし……実物見てから買いたかったんだけど、
この寒さに見てまわるのも……。
と、中に入って座席に着いたところで、外には違いないのだった。

みるところ周囲の人はあまり着込んでいない……、
「いつもはニーハイで絶対領域死守だけど、今日はさすがにタイツをはいてきたんだもんね」
みたいな人ばかりだな……と思ってぐるりとあたりをみまわしたら、
ブランケットを持ってきて膝掛けにして待っている人もいた。上には上か。

コスプレしている人をちらほら見かけました。
今までも、一人、二人は見かけたけれど、今回は男女ともかなり増えていた気がします。
いや、まさかあれが通常営業の平服だったらどうしましょう、 
と、コスプレをガン見してよいものやら、いつもなんだか気が引けて、
そっと視野の端でなでるにとどめているので、正確にはよくわからないのだが、
……この髪色に三つ編みは……ヴヴヴのアードライさん……じゃなくて、
ものっそい黒執事のアンダーテイカー……だけど、たぶん昨年のハイドさん……?

前回の国立競技場のチケットより、今回は+1000円分、値上がっていて、
なぜだ?
と思っていたのだが、
入場するとき、まず雨合羽をもらいます。
席に着くと、座席にサイリウム……ともちがう……もっと上等な、
先日のソチ冬季五輪の閉会式で選手が首から下げていた光るやつ、
ああいうサイリウム×ペンライトの未来形・自動制御式・光学ツール・リストバンドタイプ(……っていうの?)
そいつが座席ひとつひとつについていました。
便宜上、ここでは星屑ライトと呼ぶことにしよう。

結果的に、1000円のエクストラのおかげで、
昨年とこんなちがう演出ができるのか~うわぁぁぁ……
という、素晴らしく美しい異空間がつくりあげられることを、その時の私はまだ知らないのだった。
いやぁ、ある程度、キレイだろうなあと予想していたけれど、
想像以上でした。
この光学ツールもとい星屑ライトを各自装着して待機します。

開演17時予定でしたが、だいたい25分遅れで始まった。
25分遅れというのは、毎度恒例の感じ。
それでもトイレがものすごい行列になっていて、やっと間に合う人がたくさんいました。
(私はいかなかった。行列を見ながら、大変そう……と見てましたが、
そのぶん、水分をとことん断っていたので、ライブ後半、エネルギーが切れかけた。飴を舐めてしのぐ。)

結果的に私は一時間くらい待機中だったわけだけれど、
待ってること自体は苦でもなく、閉鎖空間でもないし、広いところでライヴを楽しみにわくわくしつつ。
一時間もじっと寒さに耐えて外に居ることがないので、冷えがいささかこたえた。
前回は5月で陽気もよかったし、
ラルクの屋外ライブはここのところずっと5月だったので、
これは当然、国立競技場の取り壊しにちなんで、急きょ決まったスケジュールに相違ない。
始まってからは熱くて汗ばんだけど、ほんとに! 

私の席は30ゲートの前列、ステージの位置でいうと真横。
ステージはすっごく近いのだが、正面は一切見えないので、その点はスクリーンが頼りです。

ステージは今回、360度に観客が入る仕立てになっていました。
といっても円形ステージではなくて。
(……円形ステージってチェッカーズがそうだった。目の焦点が定まらなく、観客が視野に入りまくって、私は落ち着かなくってちょっと苦手です)

今回ラルクは舞台正面と両袖があるいつもの仕様にくわえて、
正面裏側が筒抜けになっていた。
背面のバックステージにあたる部分が筒抜けなので、
どうやって演出を映しだすかというと、
星屑ライトと、雨合羽をきた我々をスクリーンにして、映写効果を照らしだし、
会場全体で演出をするわけです。

舞台+花道が、ワイヤーハンガーみたいな形をなしていて、
私はKen側のハンガーの折れ目のところにいました。

で、ライヴ開始となるのだが、この折れ目の地点、
ラルクのメンバーが来てもわりとすぐ素通りでいっちゃう通過点だったのが悲しいところだった。

~続く

L'Arc~en~Ciel LIVE 2014 at 国立競技場 セットリスト
http://larcworld.net/setlist/larc/larc-kokuritsu-2014

―ライヴの詳細や感想はのちほどアップ☆


la campanella [ら行]

新刊『コンチェルト†ダスト』に出てくる音楽第二弾。

『コンチェルト†ダスト』のころのピアノは、現代のピアノと構造がちがって、
今ほど音が大きく鳴らなかったりしたようなので、
今のピアノで、当時のピアノ演奏のイメージをするというのは、正確には誤りなわけだけれど、
現在のピアノを知らない時代においてのピアノとは、
現在私たちが知っているピアノと認識的にはさほどたがわないんじゃないか、という設定で考えてました。

ラ・カンパネラは有名なので曲名を見て、すぐ曲が浮かぶ方も多いはず。

http://youtu.be/tUt_QcUi0Eg
Shine (1996) Soundtrack La Campanella (Liszt)
~映画シャインより。
シャインはラフマニノフの音楽がメインテーマでしたが、ラ・カンパネラも、ちらっと出てきますよね。
この映画で私は「ん? これってピアノ曲だったの」と認識したのだった(笑)
(もとはヴァイオリン曲。)

朝日新聞のbeランキングでも、『もしもピアノが弾けたら弾いてみたい曲』
トップ10に入ってました。
このラ・カンパネラ、普通免許で高速を運転しているひとが、
F1レースを走りたいと言うようなスーパー難曲で、
ピアノで生活できる人以外、まず難しいんではないかしら。

ピアノをある程度やったことあると、
人前で弾いて人に聞かせるわけじゃなければ、
時間をかければ一定の自己満足レベルまでは、曲を仕上げられる。
一つの曲をしつこく丁寧に練習すれば、そこそこなんとか弾けるもんだ、
という自覚?驕り?……があったりするが、
ラ・カンパネラはまるで届かない。
指が! 

それだけでなくとも、楽譜を見て鍵盤と向き合った時に、
……あ、ごめん、まじ、ごめんて、ごめんって、弾けないから、
弾ける気がした私がまちがってたから、ほんと、ちょ、ゆるして、何考えてたんだろ私ー
分(ぶん)を知れよな……はい、
ってな徒労感に陥った遠い記憶があります。
全部とはいわずとも部分的には、まともに弾けると思ってた私が悪かった。

たとえば先日挙げたChopin: Etude Opus 10 No.4だったら、
試してみるまでもなく、聞いて想像がつきますが、
ラ・カンパネラは、無謀にもなんとなく弾けるんじゃないかってな気になる。
(だからこそ、弾いてみたいトップ10にも入ってるんだと!)

これはメロディーラインがクリアで、
鼻歌で音程をとって歌えちゃうからですよね、きっと。
おおお、まぎらわしい。

そんなみんなが大好きなラ・カンパネラ、いろんなピアニストが弾いています。
なかでも私は次の二人の演奏と解釈が好きです。

Paganini-Liszt La Campanella HQ

http://youtu.be/MD6xMyuZls0
Valentina Lisitsa演奏。
このピアニストは指が異様なほど小刻みに速く動く。
まさに超絶技巧。技術がずば抜けてすんごいのは耳目に一目瞭然で、そのぶん情緒に欠けて聞こえるきらいも……?

Ingrid Fujiko Hemming - La Campanella

http://youtu.be/xNzzF0M5hB0
フジコ・ヘミング演奏。
この人の手指って、一見ピアニストとは思えないといいますか、
『風の谷のナウシカ』の「こんな手でも姫様は働き者のいーい手だと言うてくださる」って感じの、じいの手みたい。
ゆったりとした弾き方も、情緒ある演奏と見せかけて、実は、たどたどしいだけなんじゃないかと見えるんですが、クライマックスの没入感と追い上げがすごい。
迫真に迫ってくる切迫感が命を削ってる感じで、打たれます。


コンチェルト・ダスト

コンチェルト・ダスト

  • 作者: 中里友香
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/09/20
  • メディア: 単行本

Rond [ら行]

Rond
http://members3.jcom.home.ne.jp/tamaki-e/
高校時代からの友人で人形作家『たまき』さんの公式HPです。

先日、一緒にDOLL EXPOを見てきました。
彼女の作品も出品されています。

帰りにブリヂストン美術館にも行きました。
小規模ながら、いいかんじの佳作がそろっており、

ブリヂストン美術館ってほんとお目が高い・・・・・・これ借り物じゃないのか、日本にあるって知らなかったよ・・・・・・ブリヂストン美術館所蔵の名画・名品がいくつあるんだろう・・・・・・・投機目的のバブルな匂いがそこはかとなく・・・・・・名画はまじで名画、いい作品はほんといいから、ま、いっか。

ってな空間でした。


トラックバック(0) 

ラルク追加公演@国立競技場5/26 [ら行]

ラルク追加公演@国立競技場、行ってきました。
追加公演って、まるっきり違うセトリ、演出も全然異なって、
ツアーと別物なんですね。
追加公演自体がまるまる、ワールドツアーのアンコール的な扱いなんですね。
スケートで言う、エキシビションな!

私はいかなるタイプの追加公演も行ったためしがない。今回、追加公演初参戦でした。
ツアーのセトリにヴァリエーションを加え、演出をアレンジするくらいかと思っていた。
いろいろが新鮮。(これってラルクだからだよね。)

天候も良く、とことん祭りでした。
国立競技場なので、聖火も灯しちゃって、五輪閉会式のノリです。
大人の事情的な企画というか「遊び心」があからさますぎて、
雑多なイメージの場面もありましたが、
(チアリーダーで飾ったり鼓笛隊に先導させたりの面白味はまったくないや。
国立に参戦している観客は男女ともども5万人が5万人ラルク目当てでラルクを聴きにくる。)

決めるところはラルクらしくガッツリ決まっていた。
火気のお取り扱いが本当に素晴らしい。曲のイメージと合っていて。
*ライヴ内容について詳しくはのちほどup♪

メンバーのMCが、基本、無かったと言っていいだろう
(それはそれで私にはとても好ましい)。

唯一といえるくらいのhydeの短いMCで、
「ひとつ聞いていい? ジャンプするのって疲れない?」

ジャンプ! ジャーンプ! ……って煽るのhydeなんすけどね。

hyde
「ジャンプはしたいし……手拍子もしたいし……もうどっちにしよう!?
っていうのが……(笑) すごい表現のされかた……うはははは。」

ファンの無邪気さと、ノリのよさを喜びつつ、こぼしていたのが、
観客とアーティストともども和気あいあいっすよね、という感じだったです。

そのとき近くの席で、
「うわ……hyde(喜んでんじゃん)マジかわいい///」
……どこぞのお姉さんの心の声が聞こえてきちゃってました。

12-05-26_006.jpg
中央上に見えるのは聖火。
終了後に外から携帯で。青山門。

=====
全然関係ないが、Fate/Zeroのオープニングに出てくるメンツのもうどれだけが死んでるんだ……。何人残るの。
トラックバック(0) 

Lie to me [ら行]

楽しみにしてた海外クライムドラマ「Lie to me」が地上波で始まって、今見ているのだが、
声と口があってない。
ううひどい……これは。
テレビ局は二ヶ国語の英語で見てる視聴者を、配慮してくれる気がないとしたら悲しい。一目チェックしてくれれば、たとえ英語でなにを喋っているかわからなくたって、ズレてるのはわかるのに。
とても残念。

まえに「Bones」を深夜テレビで見ているときも一度そういう回があったのだが、
CMを挟んだら直ってた。
ネット上の動画でたまに声と絵があってないときがあるけど、地上波テレビで(泣)
わたしは英語が母国語じゃないだけに、無自覚に口の動きを凝視しているみたいです。
そこで口と発声がズレると……いやこれは誰にとっても気になりますよ。

中身は面白いです。
自然と現れ出るBody Languageで、演技や嘘を見破り、真実と犯人を突き止めていく話なんだが、自然とにじみ出てしまう嘘つきのサインやら、真実のサインを、役者が演じわけているのをわれわれ視聴者は、なるほどなるほどと頷いているわけで。ある意味、試されている気になります。

このままつづいて「コールドケース3」も見ようか。
お……コールドケースは声と口があっているわ。

トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

L'Arc-en-Cielの20th L'anniversary Live --2 [ら行]

ラルクのライブは17:20に始まりました。
予定の17時を若干過ぎていたけど、とにかく大雨で。
私はスタンド席でステージの真正面だけど、すっごく遠い。
反面、屋根つき。
いっぽうアリーナ席は、ずぶ濡れです。みんな合羽きてるんだけど、足首まで浸かってる人も居て、
場所によってはホースで排水してました。

ライブの模様や感想は、
TRAVISの日本公演のときも「すっごいよかった」と書いただけ、
ナダルのテニスのときも「かっこよかった」で終わらせちゃったが、
語りだすと長くなる。
アーティストのメンバーが皆カッコいい、とかも、言うに及ばずって感じだから、はしょります。

個人的に特記すべきは、

-「叙情詩」でハイドがみっちり歌い上げたのが、響いた。

-「Drink It Down」「花葬」「浸食 ~lose control~」
いわば吸血鬼ソング三部曲……と私が勝手に決めてつけているこの三曲が、
この順番で演奏されたこと。

「Drink It Down」はPVがもろ吸血鬼だけれど、
「花葬」や「浸食 ~lose control~」は、別にヴァンパイアな歌詞と限定されてない。
ただ私は聞くたび「これって吸血鬼を歌ってるよなあ……しかも美しくて悲しいけど、残酷でゴシックなタイプの吸血鬼の魂を歌い上げてる曲だよなあ」と思っていたわけです。

で、今回---
「Drink It Down」
独特のリズムが、ライブの臨場感を掻き立てるのに最高で、ライティングも凶悪じみて派手。

「花葬」
咲きゆく真紅の薔薇を背景にして、幻想的に歌い上げてくにつれて、
背景の赤い薔薇の花びらが、最後、バラバラに散らばると灰みたいに、
もろもろと降り積もって、まさに!

「浸食 ~lose control~」
血管で赤血球が浸食されるみたいな、おどろおどろしく、破滅的な演出になっていって、
I died then my instinct was born
の変調のところで、地獄の業火めいて、リアル火焔を巻き上げて、

これぞ!

って感じでした。
この流れで演奏されてみると、ああやっぱり吸血鬼三部曲で間違いなかったんだわ、
と勝手に合点し、しみじみました。

-武田真治その他が出てくる「honey」の激励映像が秀逸だった。

-アンコールの「Forbidden Lover」

「瞳の住人」をラストにステージからスッと引けた後、
アンコールは5分~10分後。
ハイドは衣装も替えて出てきた。
暗く日が落ちていたので、黒っぽい上着から、白っぽい上着になると、格段に見えやすくなった。

アンコールっていうか、もはや第2幕。
リムジン2台で両脇からつけて、ゆったり歩いてステージに上り、
何を演奏してくれるのかなあと思ってたら、Forbidden Loverですよ。
すごいよラルク、って思いました。

ああいう暗く激しいバラードを、
リフレッシュした喉と演奏でもって、
アンコールで、がっつり歌い上げるのだ、というのは聞いたためしがなかったので、びっくりした。

で、演出が本気。
ハイドが両手を広げて歌ったので、遠くからは十字架の磔っぽく見えるわけです。
背景およびあたりの映像は焔。まさに火炙り。
で、磔になった火炙りのハイドが「燃え上がる、炎に取り囲まれ」と歌うんです。しびれました。
絶唱する巨大画面で顔がアップになったとき、ポロっと一滴、無表情に涙がきれいにこぼれ、
あんまり完璧なタイミングの一瞬に、雨の雫なのか……? 夢?……って目を疑いました。
全体的にラルクのライブは、計算されつくした演出というより、生のライブっぽさ満点なので、
虚を突かれた。

-MCで、
「こんなに無愛想で、扱いにくいバンドなのに、ここまできた、
メンバーやスタッフが変わったり、何度も暗礁に乗り上げて、本当にいろいろあったけど」
というのを聞いて、

そうだ、
私も、編集者や関係者に、ごますったりへつらったりできないけど、
真摯に誠実に取り組んでいれば、報われるさ、悲観しないで、がんばんなきゃ。。
と、勇気をもらいました。まじで。

最後はラルクアンシエルらしく、希望の虹を連想させる曲で終わりましたよ。

個人的に今後の課題は、2曲、知らない曲があったので、もっと聞かなきゃ……です。
ライブでやるほど有名なのに知らないなんて(つか正確には、イントロがうる覚え)。まだまだ、にわかだった。

L'Arc~en~Ciel 20th L'Anniversary Live ライブ・セットリスト(曲順)


トラックバック(0) 

L'Arc-en-Cielの20th L'anniversary Live --1 [ら行]

ラルクの20th L'anniversary Live@味スタ、
行ってきました!

ラルクのライブ、初参戦。
どしゃ降り雨もなんのそのです。
(味の素スタジアムのアクセスが、私の場所からだとわりと便利なので、
その点、おおいにラッキーだったかとも思われます。)

土曜日は、インディーズ時代から虹までの曲目を中心に、
そして私が参戦した日曜日は、98年から現在までの曲目を中心に演奏。
私は、インディーズ時代の曲も、聞きこんでいるつもりではあるけど、まさに日曜参戦型ファンなので、
この日のチケットが取れたのはラッキーでした。

なにしろ一番最初、ラルクのモバイルサイト先行チケット発売に挑み、即効敗退。
土・日とも抽選落ち。
つぎに、チケットぴあのネット先行発売で、18時発売と同時にアクセスし、
日々の執筆でつちかった、猛速なタイプスピードとブラインドタッチで挑むも、落選する。

業を煮やし「ファンクラブの先行発売でチケットが余計に取れちゃったから、同額で譲ります」
という掲示板を通じ、
買い取りますの名乗りをあげたものの、
みな考えることは同じで、殺到して、ダメでした。

なので次なるはローソンチケット、先行発売と同時に、両日を申し込む。
時をやや同じくして、チケットぴあのネット先行販売の二次募集が掛かり。
どうやら一次に落ちた人にのみ、配信連絡がくる仕組みらしく。のぞみをつなげて、申し込む。

ローチケは両日落選で。
チケットぴあ二次募集の日曜だけ、取れてたんです。

となればおのずと期待も高まるというもの。
ラルクは、今回の収益金を全額、震災の寄付につぎ込むと発表し、
そうと決めたら貪欲なくらい、フランスやらを含む全世界の映画館に同時配信までくわだてて、
「今日だけでざっと7万人が同時にこのライブを見ています」
期待しないなんて、無理です。

さて、味スタ東門(裏門)すぐ手前のバスから降りて、
味スタが見当たらないのよ。
どっちだ?
キョロキョロしてたら、バス停でバスを待ってたお姉さんが、私に聞く。
「今日、味スタでなにやってんの?」

おぉお。
「今日のイベントの中身、こいつに聞けばまちがいない」ってくらい、私、それっぽかったですか。
えへ。
ラルクの結成20周年記念、わたしなんてまだまだ、にわかファン、
と思ってたんだけど、
よっしゃ、きっと大丈夫だぞ。
しかも、尋ねやすそうな、気安い雰囲気でいたわけですもんね(道がわからなくキョドってたせいで、隙だらけだったせいだけど。)

私は小声で「ラルクのコンサートです」
「ん? だれって?」
「ラルクアンシエル」
「ぁあ~!」
「で、味スタ東門ってどこか知ってますか」
「そこの横断歩道の警備の人が立ってるところ、すぐよ」
「ありがとうございます!」

裏門から入ったので、すいすいとたどりつき、味スタに到着し、私はスタンド席です。
(アリーナ席でもスタンド席でもお値段一律。)
入場行列に並んだものの、いつまでたっても行列が遅々として進まない。
それにしてもラルクのファン層ってこんなに女の子ばっかなのか? 99%女。いやこの列100%。
そりゃ女性ファンのほうが多いとは思うけど、ラルクって、男の人も好きなバンドのはず。
へぇ意外。

と思ってたら、女子トイレの行列に並んでいたよ……。

--2へ続く)
トラックバック(0) 

流血写真 [ら行]

この記事、リアルに怖いしすごい。デリケートな人は写真が駄目かもしれません。

http://www.msnbc.msn.com/id/38684639/from/toolbar

メキシコのドラッグカルテルをめぐる、ギャング抗争がらみの事件の写真なのだが、
内通者から寄せられた写真が、ネットに上げられ、事態が丸見えに。

テレビや新聞などのメインなメディアも、
報復やら、面倒に巻き込まれるのを恐れて、
ドラッグがらみのギャング抗争の事件を報道したがらない。

写真は2010年6月、知事候補とその側近らがギャングに殺害されたもの。
そのごくごく内輪の人間しか知りえない、内幕の現場写真。

それがネットに浮上というわけだ。

http://www.blogdelnarco.com/
↑本家のサイトはこちら。
AP通信の記事よりグロイし、メキシコ発、スペイン語です。

続きを読む


トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

Re; レクイエム [ら行]

コードギアスR2をようやく最終回まで見直し終えました。
私は、米国版のDVDを購入したので、
4月中旬にようやくDVDの最終巻(Turn20-Final Turn25)が、新発売に。
日本の発売と一年遅れになるのか。
それをやっと見終えた。はぁ。

私はもともと、オンタイム放映でちゃんと見だしたのはTurn24。
当時、9/17に受賞作が出版されて、やっとひと段落ついて、
見てみる猶予ができたときには、残っていたコードギアスのエピソードがあと2つ……という。

どんなもんか見てやろっか、という、高圧的な態度で臨んだものの、
最終回には、絶句……(良い意味で)。

すっかり打ちのめされ、
ナナリーが全てをわかった瞬間に、わたしもなんか
「っこいつはすっごいや」
と理解した。なんで最初から見てなかったんだバカ。

最終回を見た上で、一から見たので、
どれだけ話が複雑に展開しようとも、一見、脇にそれて見えようとも、
しょっぱなでルルーシュがクロヴィスを仕留めた時点から、縦糸が一本、まっすぐ通ってみえる。
すべて、最終回の布石にみえ、その縦糸をうまく撹乱しつつ、
最後を知ってる私でさえ、まったく先が見えない波乱の展開。
……つまりは非常に見事な構成なのだが、オンタイム放映でラストを知らずに見ていたとしたら、
相当、不安になった気がする。どこに行くんだこの話。

いままでネット配信やレンタル等で何度も見てはいたんだけど、
今回、オーディオコメンタリーを聞いて改めてびっくりしたのは、
最終回のタイトル「Re;」

「Reを接頭語にするいろんな単語を総括するもので、
その単語の補完は各自視聴者が……」

……そうだったの!?

私はてっきり、メールとかの「Re:」に、ちなんでいて、
今まで投げかけてきたものに対する回答、といった決着の意味合いかと。
無論「Requiem:レクイエム」の略でもあるのかと思ってた。
作中でもゼロ・レクイエム、ゼロ・レクイエムって言ってるし。
タイトルがレクイエムだと直喩すぎるから、そこはあえて「Re;」なのかと思ってたのだが、
「ですからたとえばReincarnation(輪廻)のReだったり……」

輪廻。
そこはかとない不安が。
まさかコードギアス3期で、ルルーシュを本気で復活させる気では。
いやだ! 
まあ、そうなっても見ちゃいそうだけど。ルルーシュありきのギアスだし。

かつて宇宙戦艦ヤマトシリーズが、どうでもよくなったのも、
「さらば宇宙戦艦ヤマト」で死んだ人たちが、平気な顔して次の作品にガンガンでてくるので、
盛り上がった分、しらけてしまったから。デスラーなんて実は生きてたって何回やってるんだ。
沖田艦長が出てきたときは、大人の事情を作品に反映させすぎだよ……と悲しくなったもんです。

「Re;」を「レクイエム」と思った人たちが多いのか、
それとも曲のイメージにあうからなのか、
「Requiem for a Dream: レクイエム・フォー・ドリーム」という、超絶欝映画のテーマ曲
http://www.youtube.com/watch?v=e2Ma4BvMUwU
これにあわせて、ギアスのMADが多いこと。Youtubeでいくつも出てくる、出てくる。

ダウナーな中毒性のあるこの曲は、
ロード・オヴ・ザ・リングの「二つの塔」の映画公式CMにも使われていましたっけね。

続きを読む


トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

リアルにハガレン・オートメイル [ら行]

エヴァの深夜再放送をなんとなく待機しつつ(映画の余波で律儀にチェック)それまでの時間、CBSドキュメントを流し見してたら、目を引く映像が!
そこでYoutubeをチェックしてみたところ、リアルにハガレンな!

ハガレンこと「鋼の錬金術師」は主人公の少年が、死んだ母親を人体練成しようとして失敗、手足を一本ずつ「もって行かれ」義手に義足。というこの初期設定だけしか知らないと、なんかすっごーい暗い、すっごーいジメジメな、耐えがたく重ーい話のようで、多くの人が知っているとおりに基本はカラッと、はっちゃけバトルアクション……なわけだ。そこに出てくるオートメイルっつう機械鎧の義手や義足、その自由自在ぶりを見るたびに、これって現実で出来たらいいねえ、であった。

まさにそのハガレンのオートメイル的な、神経につないで義手や義足を動かす、というのが現在実験段階でかなり実用化も近いらしい。すごいぞ。まじでハガレンのオートメイルも夢じゃない。

ようは切断しても手足が痛む症状があったりする神経を逆に利用して接続すると、手を動かそう、足を動かそう、という意志により、自分の手足を動かすように義手や義足を動かせるにいたる代物らしいのである。おまけにハガレンのオートメイルみたいに神経に接続するとき激痛、ってこともないらしい感じ。重量にも配慮。見た目はターミネーターの腕っぽい。





むろんロボット部分に感覚は無いけれど、そこが察知した「感触」は、生身の装着部分に「手ごたえ」として伝えられてくるふうである。動画後半はエヴァを操縦するときの「神経接続」に通ずるむきもある。要するにこれが義手や義足との接続ではなく、巨大ロボットであってもいいわけだ。動け、と脳が想像し意志を神経に働かせることによって、「あたかも自分の腕のように」動かせるのである。
トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

リハーサル [ら行]

週末のNHK深夜番組はラルクのフランスライブやって、そのあとColdplayの日本公演ちらっと流して、おまけに翌日はVampsやってと、なんか嬉しいのばっかりだったけど、深入りしないでサラっとやるあたりが心憎いな。うわべだけのなぞりかたのうまさというか、興味をそそっておいて、あとは自分で掘り下げてね、的な。

さて。先日ちょっと書いた(もう一ヶ月以上前になるが)友人の結婚式のリハーサルディナーについて。

なんじゃそれ、という人もいるかもしれないので念のために書くと、結婚式の予行である。むこうの結婚式は、日本よりも自前感が強い。(さまざまな映画やドラマでもはや知れ渡っていると思うけど。)むろん料理やら花は、ケータリング業者や花屋に頼んだりするんだけど、つまりちょっと文化祭的なところがあったりする。

結婚式は花嫁側(およびその家族)が資金提供してやるもの、と大体の慣わしとして決まっている。いっぽうリハーサルディナーは前夜祭みたいなもんで、花婿側が準備提供する。……まあ、カップルの事情やら財布の都合やら、家族的なしがらみやら、いろいろあるのでケースバイケースだけれど一応そうらしい。

このリハーサルディナーは形骸的なものではなくて、本当にみっちり打ち合わせる事務的な雑用で、最後にそのお疲れ打ち上げなニュアンスで、ディナーになる。だから来るのは身内とごく親しい内輪だったりで、わたしは今回はじめて出た。

その友人の教会は、日系人とか、日本人とアメリカンのカップルとか、なんだかんだ日本がらみのインターナショナルチャーチで、どっぷりアメリカンな教会ではないらしく、日本からの私が混じっていても違和感ゼロ。またわたしも留学した大学が、かなり神学校色がつよい私立で(……向こうの私立学校はたいていが前身は神学校だけれども)週三回のチャペルが必須だったから、そういう環境には慣れており。

そういえば大学時代、わたしは週三のチャペル礼拝がいやでねー。トム・ソーヤが日曜礼拝をいつも理由をつけては逃げ回るように、わたしも逃れる方法を考えてばっかりいた。週三回のチャペルといえば、単位3~4に匹敵する時間の割きようで、わたしとしては時間がもったいなくて、おまけに朝は9時過ぎからと結構早い。ゴスペル歌って、説教聴いての毎一時間余。これが最初は興味深いんだけど、飽きる。めんどくさいんだ。その時間あったら寝たいんだよ。

生徒は自分の学生番号をマークシート型バーコードに書き込んで提出し、マークシートは機械に通してカウントされるので、出欠が厳格に管理されていた。で、このマークシートは、チャペル講堂に入館するとき一人ひとり、チケットのもぎりみたいな感じに手渡されるので、誰かに頼んで代返的行為をお願いするわけにもいかない……し(あとまあクリスチャンの生徒がそういうごまかしを、快く頼まれてくれるはずもない。)

このチャペルは、チャペル前後のクラスをとっていなくて、寮に暮らしていなければ、免除、という決まりがあったので、わたしはチャペル前後のクラスをとにかく省いた。寮などとんでもございません、で、なんとか逃げ切れるようにした。だけど必修授業が、だいたいチャペル前後に密集して設けてある。どうあってもチャペルに出るべく工夫になっているんだけど、必修科目が免除になる、さらに難しい科目とかを取ったりしてまで、チャペルから逃れていた。

だけどこれ、クリスチャンだろうとなかろうと、チャペルがめんどうくさいの誰にとってもまあ同じなのである。わたしみたいな発想の学生が日ましに増加しまくったせいで、学校側は10マイル政策、とかいうのを施行しはじめ、学校から10マイル以内に住む学生は、前後にクラスがあろうがなかろうが出なきゃだめだ、という取り決めに。10マイルって相当な距離なので、だいたいの学生は来なきゃならない。学校側と学生側の猛烈ないたちごっこ。

1学期に10回以上休みがたまると、レポート課題を提出し、誰でもいいから学校の先生に軽く説教されて、反省文のサインをもらう。わたしはその不名誉に甘んじることにした。レポートを書いて、先生に説教されたほうが毎回いくより労力が少ないので、各学期ごと、チャペル脱落組に与えられる題目のレポートをおとなしく提出。先生のほうも心得ていて、あーはいはい、気をつけてねみたいな感じだし。学期末に、人よりなぜか仕上げるレポートがいつでも一個多かった。んで教官のサインをもらってやりすごしていた。そのほうが時間くわないもの。

だが、またしても学校はさらに強攻策をとり始め、10回欠席がたまると停学処分です、という決まりに。んで突然、通告がきた。Yukaよ、あなた直ちに所定の事務局にいかないと停学処分です。んであなたは奨学金すこしもらってますね。それも全部とめます。

わたしは学校の留学生枠の奨学金*を少しもらっていたのだが、クリスチャン枠の奨学金とちがって額も少ないし、チャペルとかクリスチャン的活動は奨学金に影響しない。ただひたすら学業のみの試算だったので、なめてかかっていたのだけど、ついにそっちにまで強攻姿勢です。

わたしは素直に事務局に出頭し、英語が今いちよくわからなかったです、なふりをした。以前はちがったので、しばらく日本に帰っている間に、規則がきびしくなっていたことを認識しておらずでございますで、ああ……とうなだれ、停学処分を免れた。いや、それなりに叱られましたよ。あと一回でも休んだら停学ですから、と。それからは毎回チャペルに出なきゃならなくなって、出ました。皆勤です。仕方ないもん。もう一回の猶予もないんだもん。
(もちろん病気などになった場合は、診断書を持っていくと免除になります。)

出たら出たでそれなりに興味深いし、いいんだ。それと、大学がきちんとしたひとつのドグマを貫いているのは、その後、州立の大学院に行ってみて思ったけど、けっこう必要な統率だと思う。そうでないと、巨大なキャンパスになればなるほど、ただの野放図の集団で、校内犯罪とか学校環境に、いやなことだがやっぱり多大に影響するのだ。そんなの知ってるし、だからこそ入学したんだけど、でもあれとにかく面倒くさいんだよ。いいからほっといてくれ、になってくる。すごくやっかいな時間割だったのだ。

さて話が大幅に脱線したが、そんなこんなでリハーサルディナー。花嫁が入場して、カップルがセレモニーあげて、はいここの中身は当日用の省略で、とやっていくんだけど、キスシーンになるわけです。

いいかな、たいていの日本人は恥ずかしがって、小鳥がつつくようなキスをするが、
「は? なんだそれ、今のなんだった?」
という瞬間マッハ最速なので、ここはきちんとするように。カウント1、2、3でハイ離す。そのくらいはせめて持たせてくださいよ。いいね?

と、牧師が話すんです。

「1、2、3ですからね。それ以上長いと、今度は見ているこっちが居心地が悪いんで遠慮してくれ。いいね。それ以上長いと引くから」

それを聞いてわたしは一人で後ろで、ウケるーとか声もなく笑っているんだけど、当人たちはまじめです。

「まじですか」
「恥ずかしがると何回もやり直させるからそこはいっぱつできちんと決めてほしいところだね」
「え……」

で、誓いのキスをやって、すると牧師が
「どう? どうだった。観客席、こんなかんじで適度かな」
「もちょっと長くー」
と、誰かが冷やかします。
「よし、こころもち長くしよう、3で離すんじゃなく、1、2、3、で一拍で離すか」

おおまじめにカップルを真綿で絞め殺すように冷やかしていく手馴れた牧師さん。
「あの牧師さんね、前回のセレモニーのときにMarriage is overって言っちゃったのよ」
と、そのとき誰かが日本語でわたしに耳打ちを……。
「は?」
「では結婚式は終わりです。This weddeing ceremony is overってところを。この結婚は終わりだ、っていうMarriage is overって言っちゃったのよ。みんなサーって」
「蒼褪めた?」
「あおざめた」

友人の結婚式は、リハーサルの甲斐あって、当日は無事に済んだのでした。

=====
追記

続きを読む


トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ロマン的 [ら行]

ロマンって長編小説って意味だよ――とドイツ文学専攻の友人いわく。
だからゴシックロマンなら、ゴシック長編小説だし、幻想ロマンなら、幻想長編小説だよ、と。

なんですって?

ロマンは英語では夢想とか幻想とか愛による情動とかいうニュアンスです。ロマンチックのロマンです。日本で使う「ロマン」と大差ないです。ロマンチックはロマン的って意味だから、つまりそういう意味なんですよ。ロマン派のロマン。だから幻想ロマン、と言われて私は、幻想幻想、幻想夢想って、どれだけ夢見がちなんだか、と思ったわけです。ロマン派って、ドイツあたりから出てきたものじゃなかったか?

長編小説は英語だとサーガだけど。サーガは指輪物語とかのシリーズ系を言うから、ドイツ語のロマンとは少し違うかな。

英語はドイツ語と親戚、という先入観がぬぐえないけれど、先日も、代理ミュンヒハウゼン症候群についてしばし困惑。英語だとMunchausenと書くので、ミュンハウゼン……ではないのか? 「ヒ」はどこいった、って感じになる。もとになったほら吹き男爵の名前すら英語はMunchausenと表記。

でも本来のドイツ語だとMünchhausenなんだそうで、これなら「ヒ」がある。英語は固有名詞ですらドイツ語をそのまんま持ってきているとは限らなかったりするのだった。まあ、だから英語であってドイツ語じゃないわけなんだけど。

日本の「漫画」も、MangaならいいけどたまにMankaとかなってても通用しているし。そんな感じに適応していった例なんだろう。

かと思うと、エヴァの「ファーストチルドレン」なんか、正しくはファーストチャイルドで英語でファーストチルドレンはまちがっているのに、原作原理主義のまじめなオタクの方たちによって、ちゃんとファーストチルドレンと呼ばれているらしい。「ポーの一族」のバンパネラを、バンパイアとか耳にしようものなら「あ、こいつもぐりだ(笑)」って思えちゃうのと同じ情熱のなせるわざかもしれない。

トラックバック(0) 
共通テーマ: